出版社内容情報
竹西 寛子[タケニシヒロコ]
著・文・その他
内容説明
多感な少女の心の揺らぎを繊細な筆致で描いた「神馬」、ミステリのような味わいの「湖」をはじめ、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」など多彩な小説十三篇。古典文学へ、広島の原爆体験へと思索を誘う「愛するという言葉」「時の縄」など随想八篇。自選短篇集に国語教科書で親しまれた作品を併せた決定版作品集。
著者等紹介
竹西寛子[タケニシヒロコ]
1929(昭和4)年、広島市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業。編集者を経て、62年より執筆に専念。64年『往還の記』で田村俊子賞、73年『式子内親王・永福門院』で平林たい子賞、76年『鶴』で芸術選奨新人賞、78年『管絃祭』で女流文学賞、81年「兵隊宿」で川端康成文学賞、86年『山川登美子「明星」の歌人』で毎日芸術賞、94年日本芸術院賞を受賞。他著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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