出版社内容情報
池波 正太郎[イケナミショウタロウ]
著・文・その他
内容説明
「旅の空の下で、チキンライスは、私と切っても切れないものになるのである」。初対面の人びととの接触こそ旅の醍醐味と唱え、自分が生まれた日の父のことばを思い、四季のない町は日本の町ではないと説いて薄れゆく季節感を憂える…。時代小説の大家にして食エッセイの達人が綴る、食、旅、暮し。“巻末付録”座談会「わたくしの味自慢」
目次
レコードこの一枚
東京の夏
はじめてテレビを買ったころ
私が生まれた日
母
家
猫
私の正月
私の一日
師走の私
絵筆と共に
散歩
大川の水
町の姿
日本橋・銀座・丸の内
旅
京都・南座界隈
温泉で泳いだ話
横浜にて
バリ島の夜の闇
セーヌとパリジャン
パリから南仏ニースへ
サン・ドニの女たち
モンパルナスの〔若出雲〕
神田・連雀町
どんどん焼
小鍋だて
蕎麦
小鰭の新子と秋刀魚
江戸風味の酒の肴
当世豆腐考
チキンライス
東京の下町
三階の「紬」の席
子供のころ
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12年(1923)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和19年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、21年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。23年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、35年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、52年に吉川英治文学賞、63年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(1990)五月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Shoji
ようはん
テツ
剛腕伝説