中公文庫<br> 悪霊列伝

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中公文庫
悪霊列伝

  • 永井 路子【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2022/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 488p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122072336
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

古来より、熾烈な覇権争いに敗れ、恨みを呑んで死んでいった者たちは死後、“悪霊”となって人々に恐ろしい祟りを及ぼすと信じられた。天災や疫病が続く異変の理由を悪霊と結びつけ、鎮魂の儀式に終始していたのは、他者を虐げた負い目に苦しむ者や、人々の恐怖心を利用しようとする者たちではなかったか――。心の闇と歴史の暗部を曝く、傑作評伝。



「日本史の裏面を知ることにもつながるユニークな人物評伝の傑作」宮部みゆきさん



【人々を恐怖に陥れた十二人の怨霊】

吉備聖霊

不破内親王姉妹 

崇道天皇

伴大納言

菅原道真

左大臣顕光

平 将門

崇徳上皇

源 頼朝

楠木正成

将軍家斉

内容説明

菅原道真、平将門、崇徳上皇…古来、覇権争いに敗れ、無惨に死んでいった者たちは、死後“悪霊”となって人々に祟りを及ぼすと信じられた。天災や疫病を悪霊と結びつけ、鎮魂の儀式に終始したのは、他者を虐げた負い目に苦しむ者と、悪霊を利用しようとする者ではなかったか。日本人の心と歴史の闇を描く傑作歴史評伝。

目次

吉備聖霊―忘れられた系譜
不破内親王姉妹―呪われた皇女たち
崇道天皇―怨念の神々
伴大納言―権謀の挫折
菅原道真―執念の百年
左大臣顕光―不運と報復
平将門―叛逆児の亡魂
崇徳上皇―王者の地獄
頼朝の死を廻って―その虚実の世界
楠木正成―忠臣の実像
将軍家斉の周辺―このいかがわしき構図

著者等紹介

永井路子[ナガイミチコ]
1925(大正14)年、東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業後、小学館勤務を経て文筆業に入る。64(昭和39)年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほか一連の歴史小説で吉川英治文学賞、2009(平成21)年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ソーダポップ

27
古代より、熾烈な覇権争いに敗れ、恨みを呑んで死んでいった者は、死後悪霊となって人々に恐ろしい祟りを及ぼすと信じられていた。天災や疫病が続く理由を悪霊の仕業と結びつけ鎮魂の儀式に終始していた。この時代は、怨霊や悪霊は、極めて政治的な、あるいは歴史的な動きをするものであると、この著書は語っている。著者も書いておられるが、怨霊とは、やはり受け入れる側の心の問題ということになりそうである。人間が相手ら不当に陥れ、のこのちに負い目を感じ出したとき怨霊は作られる。つまり怨霊はどこにでもいるしいないようなものである。2023/07/30

どら猫さとっち

9
菅原道真、平将門、崇徳上皇から、源頼朝の死因や徳川家斉の周辺まで、日本史は悪霊の存在なしでは語れないものだった。何故彼らは悪霊になったのか。他社を虐げた負い目に苦しむ人と、悪霊を利用する人の交差のなかで、歴史は形づいていくのだろう。ホラー小説だけでは止まらない、人間の心と社会の闇を浮かび上がらせた評伝。現在では悪霊とか祟りとかいわれないけど、本書を読んで今の政治家は祟られたりしないだろうかなど、意地悪く思ってしまう。2025/03/13

京橋ハナコ

3
再読。以前は別の会社の文庫本で読んだ。何度読んでも面白い。2024/06/29

kiiseegen

3
既読の新潮文庫版 正・続を合本したもの。なので再読。2022/09/17

オデッサ

2
日本有数の悪霊を紹介していく本作。平安をピークに、悪霊の恐ろしさっていうのはややトーンダウンしていくのだなと感じる一冊。「なりたいわけではないのに当時の世相やらなにやらでいつのまにか大悪霊にされちゃった」という菅原道真と「晩年不遇だったから、死んだら悪霊になるぞなるぞと鼻息荒く死んだのにあんまり怖がられなかった」という藤原顕光の対比が面白かったです。2023/05/06

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