中公文庫<br> 疎開日記―谷崎潤一郎終戦日記

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中公文庫
疎開日記―谷崎潤一郎終戦日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122072329
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

第二次世界大戦下、激しい空爆をさけて疎開していた文豪が、きれぎれに思いかえした平和な日の記憶。表題作に、昭和二十年代に発表した随筆をくわえた『月と狂言師』をもとに、文庫初収載になる戦時下の永井荷風、吉井勇との往復書簡を加えた、谷崎版「終戦日記」。〈註解〉細川光洋〈解説〉千葉俊二

内容説明

第二次世界大戦下、激しい空爆をさけて疎開した文豪が、きれぎれに思いかえす平和な日の記憶。表題作と、戦後すぐに発表した随筆を収めた『月と狂言師』をもとに、文庫初収載になる戦時下の永井荷風、吉井勇との往復書簡などを増補した谷崎版「終戦日記」。

目次

日記(疎開日記;越冬記)
和歌(都わすれの記)
小説(A夫人の手紙)
随筆(月と狂言師;雪)

著者等紹介

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
明治19年(1886)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治43年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。「三田文学」誌上で永井荷風に激賞され、文壇的地位を確立した。『痴人の愛』『卍(まんじ)』『春琴抄』『細雪』『少将滋幹の母』『鍵』など、豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和40年(1965)7月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和24年には、第八回文化勲章を受けた。昭和39年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

5
以前読んだ『月と狂言師』の増補版。興味深い内容ではあるが、『月と〜』の感想でも述べた通り、「疎開日記」では、著者の親族への説明が今一つ不親切で、文脈から人間関係を推察しながら読まねばならないというのがちと辛い。ただ、ああいう切羽詰まった状況の中で、名作『細雪』が執筆されていたんだな…と思うと深い感慨が湧く。また、長く京都に住む者にとって、著者によって描かれる、戦後すぐの京都の姿が何とも言えず味わい深いものに思える。八十年程前の京都はこんなんだったんだな…と。また、永井荷風との往復書簡の存在に驚かされた。2023/06/10

kanikakuni

3
谷崎、疎開先でもけっこういいものを食べるし、酒も飲む。後世から見れば昭和20年8月で戦争が終わることは自明だが、当事者にとってはいつ終わるとも知れない難儀だったことを思えば、谷崎の快適(快楽ではなく)を求める欲に、圧倒される。 もともと中公文庫に入っていた『月と狂言師』の増補改訂版らしいが、やはり古典ほど新しい版がいいと思う。2022/11/27

バーニング

3
本編と言って良い疎開日記には生々しい記録が多く残るが人との交流も活発で食事のエピソードも多い。戦禍の中で『細雪』の執筆が少しずつ進んでいたこともよくわかる。戦後の記述にも面白さや発見があり、合わせて読めるのがよかった。2022/08/29

uchiyama

2
人の日記など大抵面白いものではないと思うけれど、さすがにこれは(文語文体の)リズムの精進の記録のようにも読め、内容のみならず、興味深く。敵機に美しさを見出すところは、淀川長治も同じことを語っていたのを思い出しました。それにしても、転居癖にしろ交友関係にしろ、その生命力の強さには驚かされます…。義太夫節の筋の不自然さについて書かれたものは、目に畳針な人がそれ言うか!とは思いましたが、でも、異様なだけの話を語りの精錬によって芸術に昇華させる、という意味では、文楽に依るところも大きかったのだろう、とも思えます。2024/11/26

食パンの耳

0
2023年 292023/06/05

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