出版社内容情報
寛政の改革を主導したものの失脚した、元老中の松平楽翁(定信)が立ち上げた幕府の新たな探索組織・御蔵入改。「お蔵入り」した難事件や奉行所・火付盗賊改が取り上げない事件に挑む五人組のもとに、新たな依頼者が現れた。御家人の本郷竹次郎によれば、決して裕福ではない周囲の者たちが老後に備えて貯えていた銭金を、新たに発見された甲斐金山の採掘資金を募る「信玄講」という集団に騙し取られたというのだが……(「消えた隠居資金」)。
表題作のほか、古典落語「千両みかん」に材をとった短篇など全四篇。文庫書き下ろし
【目次】
第一話 切り裂き内蔵助
第二話 千両みかん
第三話 六つの大黒像
第四話 消えた隠居資金
内容説明
「お蔵入り」した難事件などを探索する荻生但馬のもとに、御家人の本郷竹次郎が訪ねてきた。彼の周囲の決して裕福ではない者たちが、老後の資金として貯えていた銭金を、「信玄講」と名乗る集団に騙し取られたというのだが…(「消えた隠居資金」)。表題作のほか、古典落語に材を取った「千両みかん」など全四篇を収録。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年岐阜県岐阜市生まれ。法政大学経営学部卒業。2007年より文筆業に専念し、歴史・時代小説を中心に著作は二百冊を超える。主な著作に、『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』(第二三回中山義秀文学賞最終候補)がある。「居眠り同心 影御用」「佃島用心棒日誌」で第六回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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