出版社内容情報
朝日屋の店先に現れたのは、お伊勢参り中の……犬!? 居合わせた客に「親切にしてやらなきゃ、罰が当たる」と言われ、おかげ犬の獅子丸の面倒を見ることになったが――(第三話 おかげ参り)。新たな仲居おふさも迎え、今日も珍客万来の朝日屋。そんなある日、下足番の綾人は気になる人影を目撃する。文庫書き下ろし
第一話 早咲きの梅
第二話 新しい仲間
第三話 おかげ参り
第四話 雨の朝
内容説明
朝日屋の店先に現れたのは、お伊勢参り中の…犬!?居合わせた客に「親切にしてやらなきゃ、罰が当たる」と言われ、おかげ犬の獅子丸の面倒を見ることになったが―(第三話 おかげ参り)。新たな仲居おふさも迎え、今日も珍客万来の朝日屋。そんなある日、下足番の綾人は気になる人影を目撃する。
著者等紹介
高田在子[タカダアリコ]
1972年、神奈川県横浜市生まれ。相模女子大学短期大学部国文科卒業。2015年『忍桜の武士』(白泉社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タイ子
80
まんぷく旅籠の朝日屋。これまでの宿泊人がたった2人というまだまだ知名度の低い旅籠だが、料理屋としては美味しい料理に惹かれて毎日商売繁盛。泊まった2人の客が道中宣伝をしてくれたおかげで、旅籠もだんだん繁盛してくる。が、何せ人手が足りない。何だか調子のいい女中が入ったはいいがこれまたとんでもない女。次に雇ったのは大店の訳ありの不良娘。色々あったが、この娘に決定。お伊勢さんに代参中の犬が旅籠にひょっこりと現れる。ひょんな事から共連れができて共に旅立つお伊勢までの道中ご無事で。次回が待たれるラストの気配。2022/06/05
tomtom
18
新しい仲間が増えるといいなと思っていたので、嬉しい。当時おかげ犬がいた事は知っていたけど、本当に犬がお伊勢さんまで行って帰ってこられたのかな。2024/01/16
ごへいもち
12
特段のこともないのでこのまま続けて読むかどうか迷う2023/06/26
フキノトウ
9
肌寒くなってきたので熱々の蒲鉾や、がんもどきの美味しそうなこと。不穏なラストでした。2022/09/26
紅羽
8
まんぷく旅籠朝日屋シリーズ三作目。ようやく客で賑わうようになってきた朝日屋は慢性的に人手不足。そこにやってきたのはおえんという女性。人当たりも良く客の扱いにも長けたおえん。最初は良い感じでしたが次第に不協和音を生み出す種になっていき去る事に。次にやって来たのは不良娘のおふさ。ちはると同世代という事で、互いの境遇の差に不和が生じたりもしましたが、それを理解する事で一応落ち着いたのかな。最後はいつもちはるがお酒で失態するというのは定番なんですかね。しかし不穏な感じのラストが気になります。2022/12/01