中公文庫<br> 数学の世界

個数:
電子版価格
¥1,056
  • 電子版あり

中公文庫
数学の世界

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月23日 15時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122072015
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C1141

出版社内容情報

対談、座談の多い印象のある森だが、この本はその中でも出色の一品。大抵の場合、森毅のキャラクターが場の空気を制圧して、対談全体がゆるくホニャララなものになってしまうところ、終始冷静な竹内啓は森が出す論点(そして小ネタやとぼけ)のことごとくに異論をとなえ冷水を浴びせかける。

 こうして、森の面白おかしいネタへの脱線と、それに応じない竹内の生真面目な切り返し、森の縦横無尽に展開する雑学と竹内の実用知の経験とが混じり合い、絶妙の汽水域を作り出していて、数学の純粋な楽しみと応用の豊かさ、そして自由さや厳密性がモザイクと化して、数学の多面的な魅力を描き出し、数学オンチの自分が、それでも諦め悪く数学と付き合い続けるルーツとなっている。

(読書猿――〈web中公新書〉「私をつくった中公新書」より)


集合ブームの学校数学への疑問から始まり、例えば算数でおなじみの+-×÷などにも数学の本質的な構造が意外に深く根をおろしていることを明らかにし、ついで、ユニークな発想で数学の世界の生い立ちをとらえる。教育にも深いかかわりをもつ数学者と、数学の社会的役割に強い関心をよせる統計学者のイキの合った討議は、人間の文化を豊かにするものとしての数学の世界を楽しく描き出し、その教え方、使われ方の現状を的確に批判する。
解説は、『独学大全』の読書猿。


【目次】

 はしがき  竹内 啓

第一部 数学の世界を獲得する

 数学と論理

 基数・序数・自然数

 たす・ひく・かける・わる

 連続量と実数

 関数

 代数系

第二部 数学の世界をふりかえる

 ギリシャ 数学の世界の誕生

 イスラム 代数の発達

 十六、十七世紀 数学の世界の大展開

 十八世紀 偉大な職人の世紀

 十九世紀 専門家の時代

 現代 構造解明の数学

第三部 数学の世界を楽しむ

 あとがき  森 毅

 文庫版のためのあとがき 竹内 啓

解説 読書猿

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

原玉幸子

15
私にとっては、懲りずに又してもの「数学とは何ぞや」への挑戦でしたが、残念乍ら(当たり前の様に)第一部の「基数と序数の区別」から、今迄私がイメージしていた「何ぞや」は瓦解してしまいました。理解出来ないのは恥ずかしくても再読候補にはならず。第二・三部の数学の歴史や社会性だけで良かったのに。近時は理論体系化を求める傾向にあると対談者の二人は言い合っていましたが、そもそも数学はアウフヘーベン的になっておらずに、個々独立し細分化されたクイズの集積?との直感(先入観)を拭い切れず。(◎2023年・春)2023/04/23

Mori

12
この本を読んだ上であらためて、高校数学の勉強をしてみようかと思った。枝葉を拡げることで、根を深く張り巡らすことができるのではないかと思う。2023/01/14

メガネ@ポテトライナー

8
数学者(数学を仕事にしてるひと)の対談。正直噛み合ってないかんじは否めない。ほとんどよく分からないまま読んでしまったけど、前半の足し算や引き算の原理的な考え方(寄せ算=測度型、数え足し=ベクトル型)はとても面白かった。これらを渾然一体としていることが、中学校で負の数の入ったときに分からなくなる原因なんですね。。。2023/01/10

kenitirokikuti

8
1973年の中公新書の文庫化。本書、いま読んだのでないのだが、わたしは数学科(中退)という身分なので、たぶん高校のとき読んだことあるはず。スプートニク・ショックとか、フランスのブルバキとかあって、日本の高校数学がめっちゃ難しくなった時期の対談である。解説で読者猿氏が約50年後の答合わせとして、鳴り物入りで導入された数学の現代化要素(集合論のあれとかね)は1977年度の中学の指導要領から基礎的基本的でないとして削除。もっと後には、高校数学に大幅な選択制が導入され、必修は数Ⅰのみとなった。2022/08/07

丸々ころりん

7
世界は数学で成り立っていると言われるけど苦手者には理解し難い。数学音痴でも付き合い続ける為の本と言う一冊の帯に惹かれて購入。 やはり基礎理解があやふやだと難しい。自ら学ばないと身に付かないものと再認識。2022/07/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19517222
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品