出版社内容情報
歌舞伎町のNo1ホスト響(ひびき)(ホームズの曾孫)は常連客の失踪に興味を持つ。行方を追う響の前に探偵を名乗る檸(れ)檬(もん)(ワトスンの曾孫)が現れ、タッグを組むことに。二人は世界を動かす闇政府「円卓評議会」の存在にたどり着くが、その首領ラブリーこそホームズ最大のライバルにして悪の天才ジェームズ・モリアーティ教授の孫であった!? 誰が味方で誰が敵? 三百億円のダイヤの行方は? ヤング・ホームズ冒険譚!
内容説明
歌舞伎町No.1ホストの響は名探偵ホームズの曽孫だ。彼は常連客の失踪事件に興味を持ち、ワトスンの曽孫を名乗る女性とタッグを組むことに。二人は推理と勇気で世界を動かす闇政府の存在に辿り着くが、その首領こそホームズ最大のライバル、悪の天才モリアーティ教授の孫であった!?そして三百億円のダイヤ争奪戦の渦中に投げ込まれてしまう!
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
大阪生まれ。金融会社勤務、コンサルタント業を経て、1998年「血塗られた神話」で第七回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後エンターテインメント小説を縦横に執筆する。著書多数。映像化された作品も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷに丸
8
ホームズの子孫が無類の女好きでホストをしているという設定も面白く、そのホストクラブの客が消えたという所から次第に探偵のDNAが目覚めていく姿も見ることができました。事件がだんだんと複雑になっていき、それに立ち向かっていくところもハラハラして最後まで楽しむことができました。2022/06/08
桂 渓位
6
短編集にした方が、響君の成長過程が感じられて、良かったかも📙 アイリーン・アドラーの曾孫と云う設定は、全く活かされて無いですね (^^;2023/02/16
ありん
6
日本にホームズの曾孫がいて、その生業がホスト!?と驚く設定。しかもワトスンの曾孫や宿敵モリアーティの曾孫まで登場するとは! 上客が失踪し、その行方を捜す依頼を受けたホスト。その裏には高価なダイヤの争奪戦があり、探偵の勘で犯人を推理するが、その過程でいろんな人に騙され、最後の最後に驚くどんでん返し。面白いしエンターテイメントだった。2022/09/18
Thinline
3
最初、新堂さんってミステリーも描くんだと思って読んでいたけど違ってた。あまり考えずにサクッと読めるので本と本の合間で読むにはちょうど良い。2023/11/29
ふみ
2
ホームズの曾孫がホストという設定は別に構わないのだけれど、私個人とは相性が悪くて読むのにちょっと引っかかった。後半からのめくるめく展開は、そうきたか!と面白かった。偉大なる先祖・ホームズに対する三世と四世の態度の違いが、ホームズに憧れる読者としては複雑。2022/06/14