出版社内容情報
亀井刑事は自身が投稿した俳句が特別賞を受賞したとの知らせを受け、表彰式に出席するため、四国松山へ向かった。ところが市役所に着くと、相談を受けることになる。「二人が死ぬ」「怨念という字」「血の匂いを嗅ぎし」という不気味な言葉を含んだ3句が同じ時期に投稿され、俳号にはいずれも「東京」と書かれていた。何か事件の前触れではないかと心配し、警視庁刑事の亀井を呼んだのだ。警視庁に戻り十津川警部にこの3句を見せるが、やがて未曾有の殺人劇が幕を開けてしまう。
内容説明
亀井刑事は投稿した俳句が特別賞を受賞し、四国松山での表彰式へ向かった。ところが市役所に着くと、「二人が死ぬ」「怨念」「血の匂い」という不気味な言葉を含んだ三句が同じ時期に投稿され、何か事件の前触れではないかと相談を受ける。亀井の報告を受けた十津川は復讐殺人を警戒し、一年前に東京と松山で起きた不審死が浮かび上がった。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年オール讀物推理小説新人賞「歪んだ朝」で推理作家としてデビュー、65年『天使の傷痕』で第一一回江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で第三四回日本推理作家協会賞を、2004年にはミステリー小説界での多大な功績が称えられ、第八回日本ミステリー文学大賞を、10年には長谷川伸賞を、19年には「十津川警部」シリーズで第四回吉川英治文庫賞を受賞する。01年10月、神奈川県湯河原に「西村京太郎記念館」を開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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