出版社内容情報
平和な田舎町で銃撃事件?
「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、ハートフル連作短篇ミステリー第二弾。
昭和五十一年。神奈川県皆柄下郡に赴任した蓑島周平・花夫妻の駐在所生活は、相変わらずのんびり平和とはいかないようで……。歩いていなくなる雪だるま、指名手配犯の目撃情報に謎の霊能者の登場。そして銃撃事件まで!? 優しさとほんの少しの厳しさで、ワケありな謎を解き明かす!
内容説明
昭和五十一年。神奈川県皆柄下郡に赴任した蓑島周平・花夫妻の駐在所生活は、相変わらずのんびり平和とはいかないようで…。歩いていなくなる雪だるま、指名手配犯の目撃情報に謎の霊能者の登場。そして銃撃事件まで!?優しさとお節介で謎を解く、ハートフル連作短編シリーズ第二弾。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。2003年、『空を見上げる古い歌を口ずさむpulp‐town fiction』でメフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
70
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-a8d70d.html 危険な事件にも立ち会っていた周平のことや、花の右手が不自由になった事件のことについては時折触れられていますが、その詳細は判りません。 もしかしたらこのシリーズ以前に、そのことが書かれた本があるのでしょうか?2023/11/22
あつひめ
44
点訳下読み完了。自分の親世代の簑島巡査と花さん。連絡手段は電話しかなく、ネットも携帯もない時代のゆっくりした時の流れ方。そういう時代を忘れかけてしまった私たち読者へタイムスリップというプレゼントを小路さんがくれたように感じる作品。大きな事件がない小さな村と言いつついろいろあるけど、そっと解決されて公にはならず静かな村は妖精たちの住む村のように日々穏やか。このシリーズなら、読書好きの子供なら読んでも楽しめるかもしれない。大人も子供も楽しめる作品として今後も楽しみ。2021/09/04
クボタ
32
駐在日記の続編。「駐在日記」同様面白く読めた。現代では無く昭和50年に設定した理由がまだ分からないがこれから続くシリーズで明らかになるのだろうか。続きが楽しみだ。2021/07/24
ピース
31
神奈川県雉子宮駐在所が舞台。大きな事件はないけど小さな揉め事はある。それを駐在所員である夫婦が解決していく。杓子定規にではなくみんなが傷つかないように。田舎ならそんな風でもいいのかもしれない。都会だったら考えてられないけど。2021/12/04
ぶんぶん
27
【図書館】シリーズ、第2弾! 前回は犯罪スレスレの事件もあったが、今回は無くて良かった。 と思ったら猟銃事件があった、発砲は始末書では済まないのでは・・・(笑) まっ、小説なので固い事は無し。 このほのぼのとした雰囲気が好きです、とある田舎の駐在所に纏わる細々した日々のあれこれ、のんびりと過ごしたいと言う二人、ゆったりするな。 登場人物も多くなって、ますます広がりを持ったドラマになりそう。 「君と歩いた青春 駐在日記」もリクエストしたしまった。 花ちゃんの事件がそろそろ判るかな?2022/11/09