出版社内容情報
台湾人の父と日本人の母のもと、日本統治下の台湾に生まれ、東大に学び、戦後は帰郷して台湾独立運動に参加するも、二・二八事件後香港へ亡命――。直木賞作家の波瀾に満ちた半生記(一九二四~五四年)であると同時に、激動の東アジア史の貴重な証言ともなっている。デビュー作「密入国者の手記」を特別収録。〈解説〉黒川 創
【目次】
わが青春の台湾
二人の母に育てられて/文学少年から政治青年へ/全学連の「種蒔く人」/台湾独立に傾く/さよなら、私の台湾
わが青春の香港
編物に明け暮れた台湾のロレンス/青春の賭けに破れて商人となる/花嫁のいない結婚初夜/小説家を志して再び日本へ
〈特別収録〉密入国者の手記
内容説明
台湾人の父と日本人の母のもと、日本統治下の台湾に生まれ、東大に学び、戦後は帰郷して独立運動に参加するも、二・二八事件後香港へ亡命―。直木賞作家の波瀾に満ちた半生記(一九二四~五四年)であると同時に、激動の東アジア史の貴重な証言ともなっている。デビュー作「密入国者の手記」を特別収録。
目次
わが青春の台湾(二人の母に育てられて;文学少年から政治青年へ;全学連の「種蒔く人」;台湾独立に傾く;さよなら、私の台湾)
わが青春の香港(編物に明け暮れた台湾のロレンス;青春の賭けに破れて商人となる;花嫁のいない結婚初夜;小説家を志して再び日本へ)
小説 密入国者の手記
著者等紹介
邱永漢[キュウエイカン]
1924(大正13)年、台湾の台南市に生まれる。東京帝国大学経済学部を卒業後、一時帰台し、台湾独立運動に関与。のち香港へ亡命し、対日貿易を手がける。54(昭和29)年から日本に定住、56年、「香港」で外国人として初めて直木賞を受賞し、作家生活に入る。80年日本に帰化。実業の才を生かし、株式投資、マネー関係の入門書の執筆や、ビル経営など多角経営を行い、「金もうけの神様」と呼ばれた。2012(平成24)年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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