出版社内容情報
明治維新後、日本は数十年にして近代民族国家としての自立に成功した。近代化とは軍国化にほかならず、日清・日露戦争に勝利すると、国際社会の一員として世界各国と協力し、互いに主権と独立を守という精神は次第に忘れられ、軍国主義化の色彩を強めていった。
軍部は立憲国家の枠を越えて独走、日本は国際的孤立化に陥った。
施政者と世論を巻き込み、国家の自爆ともいえる大東亜戦争あるいは太平洋戦争に至った経緯を詳説する。
巻末に『軍国日本に生きる』を文庫初収録。
内容説明
明治維新後、日本は数十年にして近代民族国家として自立したが、近代化とは軍国化にほかならなかった。日清・日露戦争に勝利した日本は次第に軍国主義化の色彩を強め、軍部は独走、国際的孤立に陥った。施政者と世論を巻き込んで大東亜戦争あるいは太平洋戦争に至った経緯を詳説する。巻末に著者の回想「軍国日本に生きる」を併録する。
目次
近代化と日清戦争
北清事変と日英同盟
日露戦争(1)
日露戦争(2)
韓国の併合
日米関係の緊張と軍国化
明治から大正へ
第一次世界大戦とロシア革命
軍縮と大正デモクラシー
金融恐慌と張作霖爆殺
ロンドン会議と“金解禁”
陸軍の発酵
満州事変
五・一五事件と国際連盟脱退
ヒトラー政権
軍国主義化
広田内閣
自爆戦争へ
著者等紹介
猪木正道[イノキマサミチ]
1914(大正3)年、京都市生まれ。東京大学経済学部卒、三菱信託株式会社、三菱経済研究所を経て戦後、成蹊大学教授、京都大学教授、防衛大学校長、青山学院大学教授を歴任。京都大学名誉教授、平和・安全保障研究所顧問などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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