出版社内容情報
無限の労働力「ロボット」によって人類は苦役と貧困から解放され、真の幸福を得るはずだった――。一九二〇年、東欧の小国で発表されたこの戯曲から「ロボット」という言葉が生まれた。今なお多くの問いを投げかける名作を、発表より百年を記念し新訳する。
資料 カレル・チャペックによる記事
「今一度、ロボット(RUR)について」(一九二一)ほか
訳者解説
「『ロボット』あるいは世界文学のつくりかた」阿部賢一
内容説明
無限の労働力「ロボット」によって、人類は苦役と貧困から解放され、真の幸福を得るはずだった―。一九二〇年、中欧の小国で発表されたこの戯曲から「ロボット」という言葉が生まれた。今なお多くの問いを投げかける名作を、発表より一〇〇年を記念し新訳する。著者による作品解説、訳者解説「『ロボット』あるいは世界文学のつくりかた」収録。
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル] [〓apek,Karel]
1890年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。1921年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。38年、プラハで死去。兄ヨゼフは画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった
阿部賢一[アベケンイチ]
1972年、東京都生まれ。95年、東京外国語大学卒業、2003年、同大学院博士後期課程修了。パリ第四大学、カレル大学でも学ぶ。16年より東京大学人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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