内容説明
四国を統一した父・元親に愛され、四男ながらも家督を継いだ長宗我部盛親。一方、豊臣の五大老として天下の実権を握る家康を父に持つ徳川秀忠。関ヶ原の勝敗で二人の命運は分かれたが、いずれも戦功をあげられぬ屈辱を味わう。それから十余年、運命が再び二人を戦場に連れ戻す―。戦国の知られざる真実を描く歴史巨篇。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。97年小説CLUB新人賞佳作。2001年作家デビュー。時代小説を中心に活躍。単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社、のち中公文庫)で第十六回中山義秀文学賞を受賞、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
四国統一を成し遂げた偉大な父・元親に愛され、四男ながらも家督を継いだ長宗我部盛親。一方、豊臣の五大老として実質、天下の実権を握る家康を父に持つ徳川秀忠。二人の命運は関ヶ原における勝敗で分かれるも、互いに戦功を上げられぬ屈辱を味わう。それから十余年、運命が再び二人を戦場に連れ戻す――。
戦国の知られざる真実を描く歴史巨篇。
〈解説〉本郷和人
【目次】
第一章 蚊帳の外
第二章 焦燥の急
第三章 後始末
第四章 命運の差
第五章 流動の先
第六章 栄枯盛衰