中公文庫
夜の終りに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 450p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122069312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

高校生の沢柳有貴は、3年前の殺人事件を機に記憶を失った母と二人暮らし。父は別居して、若い恋人に夢中だ。ある日、殺人事件の犯人の夫が何者かに殺された。さらに、有貴が通り魔に狙われ、父の会社では盗聴器が見つかり、一家の経営する会社に窮地が訪れる。”家”を守るために秘密を抱えた”家族”の行く末は。〈解説 山前 譲〉




【目次】三年後/新聞/帰りの時間/夜ふけの散歩/直感/居残り/出迎え/奇妙な出会い/酔った父/暗がりで待つ/緊迫の夜/赤いスーツ/訪問客/不運な出会い/恐怖の朝/母の帰宅/隠す/会見/容疑/紅茶の香り/真犯人を捜せ/変身/乱闘/深夜の電話/ある提案/逃亡/意外な組み合わせ/病室/静かな葬儀/夫婦/勘違い/混乱/射殺死体/侵入/返り血/誘惑/行き止まり/華燭/真実の苦さ/明日を待つ人

内容説明

高校生の有貴は三年前の殺人事件を機に記憶を失った母と二人暮らし。父は別居し、若い恋人に夢中だ。殺人犯の出所直前に、その夫が通り魔に襲われた。さらに有貴も狙われ、父の職場で盗聴器が見つかり、家族が経営する会社は窮地に陥る。正体不明の犯人に秘密を握られた家族の行末は…。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。80年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。2016年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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coco夏ko10角

23
『夜に迷って』の三年後のお話。って、そっちも積んでるのにこっちを先に読んでしまった…三年前の事件のこと気になるし今度読まねば。父・伸男がしょうもなさすぎる。有貴の頑張りやメンタルすごい。2021/08/30

なえ

11
この前の本を買っていたのにこっちを先に読んでしまっていた(笑)次から次へと不可解な事が起こり、これをどう解決に導くんだろうと思ったらあっさり解決。伸男が幼稚園児に見えてならない(・・;)2020/10/11

すみっちょ

7
智春が自殺しようとした原因が今一つ分からずだったのですが、前作があったのですね。先にそちらを読めばよかったのかも。それにしても、赤川作品に登場する女子高生は行動力に満ち溢れていて元気ですね。それだけ大人が頼りないのかも。2022/07/18

M.kaori☂️☂️☂️🌻🌻🌻☁️☁️☁️🍒🍊🪶🍍

6
あーなかなかいい話だ。夫婦もいい 兄と妹もいい。 家族が一丸になっては幸せを掴むために数々の苦難を乗り越えていくいい話。あーこれが小説だなっって思いましたとさ。(*´ω`*)2020/11/29

kokonoe38 / 九重ミワ

6
「夜に迷って」の続編。最初っから信男が気持ち悪くてどうしようかと思ったが、最初からサスペンス&ミステリー感が全開で、前作とは異なり最初からグイグイ入り込んでいけた。沢柳家を取り巻く事件と人間劇だが、今回は有貴の主人公感が強い。なにか感銘を受けたということはなかったが、エンターテイメントとしては面白く、400ページオーバーも難なく読み終えられた。沢柳の男の下半身と精神がどうしようもなくだらしなくて幼くて笑ってしまう。染色体のYを受け継がなかった有貴には強くしなやかな女性に成長してほしいなぁ。2020/10/18

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