中公文庫<br> 「終戦日記」を読む

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中公文庫
「終戦日記」を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122069107
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

空襲、原爆投下、玉音放送……当時、大人たちは何を考えていたのか。


終戦時十四歳だった〈焼跡闇市派〉作家が、高見順、永井荷風、中野重治、木戸幸一ら文人・政治家の日記をひもとき、自らの体験を振り返る。


「火垂るの墓」の原点である「プレイボーイの子守唄」ほか、空襲、焼跡、戦後を綴った随筆十三篇を増補した新版。〈解説〉村上玄一




【目次より】


Ⅰ 「終戦日記」を読む



第一章 八月五日、広島


第二章 原爆投下とソ連参戦


第三章 空襲のさなかで


第四章 終戦前夜


第五章 八月十五日正午の記憶


第六章 遅すぎた神風


第七章 混乱の時代のはじまり


第八章 もう一つの「八月十五日」


第九章 インフレと飢えの中で




Ⅱ 「終戦」を書く、語る



清沢洌著『暗黒日記』





負けるとは思わなかった――わが十二月八日


ぼくの家族は焼き殺された


空襲は天変地異ではない


六月一日に終わっていれば


五十歩の距離


焼跡に謳歌したわが青春


プレイボーイの子守唄





焼跡闇市派の弁


再び焼跡闇市派の弁


人間の知恵と悪知恵


返り見すれば二十八年


すべてうやむやのまま七十年が過ぎた

内容説明

空襲、原爆投下、玉音放送…そのとき日本人は何を思ったか。高見順、永井荷風、山田風太郎、木戸幸一らの日記に当時の心性を探る。「終戦日記」を渉猟した旧版に、新たに「火垂るの墓」の原点「プレイボーイの子守唄」ほか、“焼跡闇市派”として戦争体験を綴ったエッセイ十三篇を増補した新編集版。

目次

1 「終戦日記」を読む(八月五日、広島;原爆投下とソ連参戦;空襲のさなかで;終戦前夜;八月十五日正午の記憶;遅すぎた神風;混乱の時代のはじまり;もう一つの「八月十五日」;インフレと飢えの中で)
2 「終戦」を書く、語る(日記を読む;開戦、空襲、焼跡;焼跡闇市派として)

著者等紹介

野坂昭如[ノサカアキユキ]
1930年(昭和5)神奈川県生まれ。親戚の養子となり神戸に育つ。45年の空襲で養父を失い、のち、実家に引き取られる。旧制新潟高校から早稲田大学第一文学部仏文科に進むが、57年中退。CMソング作詞家、放送作家などさまざまな職を経て、63年「エロ事師たち」で作家デビュー。68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞、97年『同心円』で吉川英治文学賞、2002年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞。そのほか『骨餓身峠死人葛』『戦争童話集』『一九四五・夏・神戸』など多くの著書がある。2015年(平成27)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がんもどき

3
図書館本。 日記を通して敗戦の前後の様子をあぶりだす。軍、官は正常性バイアスがかかって正常な判断ができていない様子が分かる。一方国民は国民で今日明日の暮らしがやっとで戦争責任や何故戦争に突っ走ったかという考えを持つ余裕がなかった。野坂さんが伝えたいことは戦後の悲惨な様子だけだろうか?「なぜ我々は戦争を起こしたか」という視点は、ない。2020/07/14

スターリーナイト

1
2025-102025/02/12

plum

1
NHK人間講座:終戦日記を読む。ほとんどは公刊された日記,冒頭の広島女子中学生は市井の若い人。銃後の大人たちは,B29美しい筐体の輝く空襲で,「おそらく死ぬ」と他人事。彼らに闘っているという実感はなかったのではないか。天災の類。終戦処理もアメリカまかせで,真の総括のないまま「一億総懺悔」ポスターが作られたとか。戦争の馬鹿馬鹿しさをきちんと後世に伝えないと,夢遊状態の日本に次の敗戦はなく,滅びるだけ。他人任せの思考停止を続ける以上,日本の未来はない。筆者の最後の言葉。火垂るの墓は,悲しい実話。2022/10/26

小僧武士

1
火垂るの墓と違って実際には妹は1歳で食事もあまり与えず、泣けば頭を殴っていたという。このような貧窮状態でも当時の日本人は国におとなしく従っていた。著者は日本人が戦争を天災だと思っていると述べる。現在の日本経済の失われた30年も同様に天災だと思っている日本人が大多数だろう。実際には戦争も経済も人災である。2020/10/21

uh

0
戦争は天災ではない。繰り返し語り継がねばならない強い意志と向き合わねばならない。2025/02/11

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