中公文庫<br> 大阪弁ちゃらんぽらん (新装版)

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

中公文庫
大阪弁ちゃらんぽらん (新装版)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月29日 01時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122069060
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

「ああしんど」「あかん」「わやや」など、エネルギーあふれる大阪庶民のことば、「ややこしい」「しんきくさい」「いちびる」などの大阪弁独特の言い回し。こうした言葉が、どのような場面で、どんなふうに使われるかを考察し、そこに息づく上方独特の精神風土を明らかにするエッセイ。〈解説〉長川千佳子

内容説明

「ああしんど」「あかん」「わやや」…。大阪弁独特のこうした言い回しのなかには、大阪人のどんな真情がひそんでいるのか。千年もの間、磨き抜かれた社交技術の粋ともいえる京の言語文化と、三百年の伝統ある商都の知恵を併せ持つ大阪弁。その魅力と、大阪弁を育んだ精神風土を明らかにするエッセイ。

目次

ああしんど
「あかん」と「わや」
「あほ」と「すかたん」
えげつない
チョネチョネ
けったいな
こまんじゃこ
あんばい
ややこしい
しんきくさい
いちびる
ねちこい
あんだらめ
あもつき
あかめつる
ぼろくち
ウダウダ
タコツル
「サン」と「ハン」
てんか

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。63年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、88年、『花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女』で女流文学賞、93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。2008年、文化勲章受章。大阪弁で軽妙に綴る現代小説の他に、古典文学の紹介、評伝小説など、著書多数。19年6月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

70
大阪弁を題材にしたエッセイ。関西圏の人間やったら一日一度はよう聞く「あほ」や「ああしんど」、「けったいな」は出てくるん当たり前やけど、「チョネチョネ」や「こまんじゃこ」とか聞いた事無い言葉も多い。自分、関西圏に住んどる自覚はあるんやけど。40年近く前の本やから死語になっとる言葉もあるんやろけど、実際に使われとるかは生粋の大阪人に聞いてみたいところ。個人的には大阪弁のあのねっとりした語感生かしたのには「生き口を問う女」や「面影草紙」とか名作が多いように思う。大阪弁の魅力が融通無碍に語られたええ一冊やった。2021/10/13

shikashika555

52
著者の語る大阪弁論は滋養に満ちて面白く塩梅のいいところにスパイスも効いて、脳みその栄養になる。 大阪弁の粋とは何だろう。 「大阪弁のあいまいさ、多言的な語彙、四通八達のニュアンスなどは(中略)大阪は王城の地の畿内だ。一千年伝え伝えた社交技術の粋ともいうべき今日の言語文化を基盤として、そこへ、商業都市三百年の伝統が加わる」との説明がある。 そこへ「所詮は人」の達観と明るい諦観、動けばなんとかなるという世の中への信頼とでもいうべき逞しい人のよさ、「あり物」で最善を形作るセンスの良さがあるように感じる。2022/11/04

Shoji

35
田辺聖子さんによる「大阪弁に関する一考察」です。なかなか面白かったです。やっぱり大阪弁の響きはいいですね。関西の方こそ読んで納得の一冊ではなかろうか。2023/02/05

アオイトリ

27
おせいさんのユーモアたっぷりの大阪文化論。最高です。「一も二もない、三ぴんが 知りもせんこと、ごじゃごじゃと ろくでもないこと、七面鳥 はったろか、食うたろか、とんでいけエー」って今の子も言うのかしら(笑)大阪弁のあいまいさ、多元的な語彙、四通八達のニュアンスなどとても高度な文化だと知る。相手を傷つけない配慮とは耳が痛い。「いちずにうとうてしまわんと、おのが難儀を自分でおかしがり、こちらも往生した、と頭をかいて、ウダウダいうてると、またそのうち何なりと、道もひらけるのんかもしれまへんなあ」2022/09/07

こばやし

20
楽しい。神戸で働き始めてから神戸、大阪、京都、奈良といろんな関西弁にふれてきた。最初はきついし怖いし、婉曲のニュアンスが理解できずにイライラしたけど、最近は楽しいなと思うようになっている。まだリスニングはぼちぼち。スピーキングはあかんね。この本で理解を深めて、また明日から関西弁の飛び交う中で仕事がんばろう。2021/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16113132
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品