出版社内容情報
えびフライは、口のなかに入れると、しゃおっ、というような音を立てた――。
東京へ出稼ぎに行った父が、えびフライを携えて帰る「盆土産」ほか、
「金色の朝」「春は夜汽車の窓から」「とんかつ」など、
中学・高校の国語教科書で親しまれた名作を中心に編んだ、文庫オリジナル短篇集。
川端康成文学賞受賞作「じねんじょ」を収録。
自作について綴った随筆三篇を付す。〈巻末エッセイ〉阿部 昭
【目次】
盆土産
金色の朝
おふくろの消息
私の木刀綺譚
猫背の小指
ジャスミンと恋文
汁粉に酔うの記
方言について
春は夜汽車の窓から
おおるり
石段
睡蓮
星夜
ロボット
鳥寄せ
メリー・ゴー・ラウンド
とんかつ
じねんじょ
〇
〈自作について〉
「盆土産」のこと
「金色の朝」のこと
一尾の鮎
〇
〈巻末エッセイ〉
仕事場の住人 阿部昭
内容説明
えびフライは、口のなかに入れると、しゃおっ、というような音を立てた―。東京へ出稼ぎに行った父が、えびフライを携えて帰る「盆土産」ほか、「金色の朝」「春は夜汽車の窓から」「とんかつ」など、中学・高校の国語教科書で親しまれた名作を中心に編んだ、文庫オリジナル短篇集。自作について綴った随筆三篇を付す。
著者等紹介
三浦哲郎[ミウラテツオ]
1931(昭和6)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。55年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、61年「忍ぶ川」で芥川賞、76年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、83年『少年讃歌』で日本文学大賞、85年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、91年『みちづれ』で伊藤整文学賞を受賞。短篇小説の名手として知られ、優れた短篇作品に贈られる川端康成文学賞を、90年に「じねんじょ」、95年に「みのむし」で二度にわたり受賞。2010(平成22)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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