中公文庫<br> 文章読本 (新装版)

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中公文庫
文章読本 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068605
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

文章の格調と気品は古典的教養から生れる――。森鴎外、川端康成、ゲーテ、バルザックなど古今東西の豊富な実例を挙げ、あらゆる様式の文章・技巧の面白さ美しさを、該博な知識と実作の経験から解明する。小説を深く味わう読者へと導く万人必読の文章読本。人名索引を付す。   〈解説〉野口武彦




【目次】


第一章 この文章読本の目的/第二章 文章のさまざま
/第三章 小説の文章/第四章 戯曲の文章
/第五章 評論の文章/第六章 翻訳の文章
/第七章 文章技巧/第八章 文章の実際/附 質疑応答

内容説明

文章の最高の目標を格調と気品に置いています―。森〓外、川端康成、ゲーテ、バルザックなど古今東西の豊富な実例を挙げ、あらゆる様式の文章・技巧の面白さ美しさを、該博な知識と実作の経験から解明する。小説を深く味わう精読者へと導く万人必読の書。新たに索引を付す。

目次

第1章 この文章読本の目的
第2章 文章のさまざま
第3章 小説の文章
第4章 戯曲の文章
第5章 評論の文章
第6章 翻訳の文章
第7章 文章技巧
第8章 文章の実際―結語
附 質疑応答

著者等紹介

三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925(大正14)年東京に生まれる。本名、平岡公威。学習院高等科を経て東京帝国大学法律学科を卒業。在学中の44(昭和19)年に処女創作集『花ざかりの森』を刊行。戦後47年大蔵省に入り翌年退官。49年に刊行した『仮面の告白』で名声を確立し、以後、文筆活動に専念する。『潮騒』にて新潮社文学賞、『白蟻の巣』にて岸田国士演劇賞、『金閣寺』にて読売文学賞、『絹と明察』にて毎日芸術賞、『サド公爵夫人』にて芸術祭賞などを受賞した。68年、「楯の会」を結成し、70(昭和45)年、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

46
新装班で再読していたとは、読み終わるまで気付かなかった。文章の格調と気品は古典的教義から生まれると語って、日本語の長所と短所を解説してゆき、その上で森鴎外、泉鏡花、谷崎潤一郎、川端康成、梶井基次郎、ゲーテ、バルザックなどなど、小説、戯曲、評論、翻訳等のジャンル毎に、古今東西の豊富な実例を引用し、種々の様式の文章・技巧の面白さを三島由紀夫の該博な知識と執筆の経験から解き明かしていく。何度読んでも実に興味深った。取り上げられた著者の作品のいくつかを読んでみたい。2023/01/01

優希

39
あらゆる様式の文章の面白さや美しさを論じています。知識と経験から解明することで、文章を深く味わうことを伝えているように思いました。文章を読むための文章と言えますね。2023/12/08

壱萬参仟縁

30
平均して月百枚書く三島氏(187頁)。現代では、どうなのか? 量より質とも思うのだが。由紀夫氏の推敲は、原稿用紙一枚一枚の勝負です(190頁)。全部書いてから推敲しているわけではない。西田幾多郎氏の文章のもっていたような、漢字とドイツ語との折衷された文章の音楽的響きは、如何にも私にはなつかしいものであります(192頁)。西田幾多郎さんの講演集が岩波文庫で6月に出たので読んでみたい(https://bookmeter.com/books/15937164)。 2020/08/23

こうすけ

27
三島由紀夫が語る小説の読み方・書き方。あまり熱心な三島読者ではないけど、これはすごく面白かった!こんなに丁寧に繊細に読んだことないな、書いたことないな、と思い知らされる。森鴎外、川端康成、谷崎潤一郎など、先輩作家たちへのリスペクトにあふれている。三島文学を読みたいと思った。2022/03/29

miori

23
三島由紀夫はこの『文章読本』を、書く人のためではなく、より良く読む精読者(リズールというそうです)になる為に書いたそうです。多くの小説の一部が例として掲載されているのですが、抽象的な説明の後に、例文があって、すぐ次の項に移るため、例文のどこが良くて、どこが良くないのかを判別するのが難しいです。はっきりいって、自分の読めなさ加減に落ち込みます。それでも、小説と戯曲の会話の違いとか、原文に拘るあまり、醜い日本語になっている翻訳小説を読み続けることは悪である、など納得する箇所も多い一冊でした。2022/09/12

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