出版社内容情報
自衛官と刑事--二つの経歴を持つ朝倉は、事故死したという三人の写真を見せられ絶句する。彼らはかつて、朝倉が所属していた自衛隊特戦群、通称「ブルー・フォックス」のメンバーだった。構成員名は機密事項であり、どこで情報が漏れたのか。そして次に狙われるのは……。朝倉指揮のもと、新たに結成した警視庁・警務隊合同チーム「特別強行捜査班」が事件の闇に対峙する!
内容説明
自衛隊出身という異色の経歴を持つ警察官・朝倉は、謎の死を遂げた男たちの写真を見せられ絶句する。それは自衛隊特戦群時代の仲間たちであった。朝倉指揮のもと結成された警視庁・警務隊合同チーム“特別強行捜査班”が事件解明に乗り出すことに。一日を終え帰宅した朝倉は、自室に侵入された形跡を見つけ―俺も標的か。白熱の警察小説、第5弾!
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
44
オッドアイシリーズ5作目。今回は定番の美女の登場はなし。K島で知り合ったお嬢さんとのロマンスの行方も楽しみだったのに、それも全く進展なし。警視庁と自衛隊の両方に籍を置きつつ、昔の仲間たちの連続事故死の真相を追っていくガチなハードボイルド。主人公の朝倉が不死身すぎて…いやちょっとあり得ないでしょ。いつもフィクションの中に知られざる国際問題を挿入してくる渡辺氏だが、南スーダンへの自衛隊派遣は普通に戦闘地域への派遣だったことを示唆する問題提起なのかもしれない。2020/04/17
三毛猫メリー
9
朝倉の特戦隊時代の仲間が次々と不審な死を遂げたことから、警察と自衛隊の合同で特別捜査のチームが作られた。20-88......渡辺裕之氏の作品はレビュー数を見る限りあまり知られてないようですね。大沢在昌氏の作品と遜色ないくらい面白いのでレビュー数が増えるといいなと思います。2020/11/25
ワンモアニードユー
5
これもシリーズの中の一冊。局面が変わって目新しいが、個人的には離島の駐在の仮面を被ったスーパーマンの時が、牧歌的な側面もあって面白かった。2020/07/05
こまこ
2
オッドアイシリーズ5作目。なにゃかんやで警察と自衛官を合わせさせる新しい展開に、ページを進める手はとまらず、それでもふとしたタイミングで襲撃されてしまう気の抜けなさは楽しめました。 だんだん読んでて傭兵のお方とダブってきちゃうのもご愛嬌w2020/06/25
おしょも
2
既読2020/02/19