出版社内容情報
八十すぎまで長年実践してきた健康法を万人のために丹念に書きとめた「養生訓」は、益軒の身体的自叙伝ともいうべきものである。東洋医学の叡智を結集し、自然治療の思想を基本とした、この自主的健康管理法は、現在でもなお実践的価値が高い。
〈解説〉松田道雄/〈巻末エッセイ〉玄侑宗久
内容説明
八十すぎまで長年実践してきた健康法を万人のために丹念に書きとめた「養生訓」は、益軒の身体的自叙伝ともいうべきものである。東洋医学の叡智を結集し、自然治療の思想を基本とした、この自主的健康管理法は、現在でもなお実践的価値が高い。
目次
総論 上
総論 下
飲食 上
飲食 下
飲酒
飲茶 付たばこ
慎色欲
五官
二便
洗浴
慎病
択医
用薬
養老
育幼
鍼
灸法
著者等紹介
貝原益軒[カイバラエキケン]
1630年生まれ。江戸前期から中期にかけての儒学者、博物学者、教育家。筑前福岡藩主黒田家に仕えた。藩費で十年間京都に遊学する間に、朱子学者、博物学者と交際し、上方に興りつつあった経験・実証主義思潮に触れたのが、その後の学風に生かされた。膨大な編著は各方面にわたり、晩年には多くの教訓書を書いた。1714年没
松田道雄[マツダミチオ]
明治41年(1908)、茨城県生まれ。昭和7年、京都帝国大学医学部を卒業、小児科教室に入る。昭和12年より府立西ノ京健康相談所に勤め、結核患者の診療をおこなう。昭和22年に京都で小児科を開業。診療のかたわら、ロシア思想を学び、思想史家としても知られる。著書に『私は赤ちゃん』『育児の百科』『洛中洛外』など多数。平成10年(1998)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
Shoji
おせきはん
旗本多忙
オカピー