出版社内容情報
「百舌」シリーズの次はこれだ! 逢坂剛が満を持して送るエンタメ超大作。
元新撰組副長・土方歳三は新政府軍の銃弾に斃れた――はずだった。頭部に被弾した土方を救った時枝ゆらは、敵軍の目をかいくぐり、米国へと密航する。だが意識を取り戻した土方は、記憶を失っていたのだった。全てを無くしたサムライは、果たしてどこへ向かうのか? 海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここにはじまる。
内容説明
元新選組副長・土方歳三は新政府軍の銃弾に斃れた―はずだった。頭部に被弾した土方を救った時枝ゆらは、敵軍の目をかいくぐり、米国へと密航する。だが意識を取り戻した土方は、記憶を失っていたのだった。全てを無くしたサムライは、果たしてどこへ向かうのか?海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここにはじまる。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京生まれ。80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。86年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2013年に日本ミステリー文学大賞、15年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
45
図書館本。箱館戦争で戦死したはずの土方歳三が頭部に銃創を負って記憶を失い、幼なじみのゆらと共にアメリカへと密航する。どこにでも良い人と悪党はいるもので、そんな連中との出会いをしつつ、二人の逃避行はどうなるか。記憶を失ってるからか、土方歳三っぽさがあまりまだ感じられないのだが、ここから面白くなってくるのかな?読みやすさはあって、楽しんで読める。★★★★☆2023/05/07
えみ
26
遂に歳三、米国へ渡る‼箱館戦争で戦死したはずの元新選組・鬼の副長と呼ばれた土方歳三が生きていた⁉歴史に「もしも」は無いけれど夢を見させてほしい。新政府軍に撃たれた衝撃で記憶を失いながらも、歳三は生きていた。同郷のゆらに助けられ、彼女と米国に密入国。見つかれば待つのは“死”のみ。史実でも小説でも土方歳三と言えば自分にも他人にも厳しく、何より武士でありたいと強い信念を持った男の中の男…のイメージ。それは記憶を失くした彼にもきちんと継承されていた。知らない国で追われることになった歳三とゆらの危機に目が離せない。2019/09/26
uchi
3
ここまでは流し読みで十分な内容。後半に期待。2020/04/01
次へ
3
新選組副長土方歳三、五稜郭からアメリカに渡るの記。剣よりも吹き針の方が達者な歳さん、イメージ合わないなぁ。2019/11/10
horabook
3
★★★☆☆:微妙。つまらなくはないけどなかなか入り込めない。設定に無茶があるからかな。それは最初からわかって読んでるわけだけど。下巻での盛り上がりに期待。2019/11/09
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