中公文庫<br> おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are

個数:
電子版価格
¥704
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

中公文庫
おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2025年05月02日 23時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067691
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる!





失業中の男に牡丹灯籠を売りつけるセールスレディ、シングルマザーを助ける子育て幽霊、のどかに暮らす八百屋お七や皿屋敷のお菊……そして、彼女たちをヘッドハントする謎の会社員・汀。


古より疎まれた嫉妬心や怨念こそが、あなたを救う?! 胸の中のもやもやが成仏する愉快な怪談17連発。〈解説〉はらだ有彩

内容説明

追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる。失業中の男に牡丹灯籠を売りつけるセールスレディ、シングルマザーを助ける子育て幽霊、のどかに暮らす八百屋お七や皿屋敷のお菊…そして、彼女たちをヘッドハントする謎の会社員・汀。嫉妬や怨念こそが、あなたを救う!?胸の中のもやもやが成仏する愉快な怪談集。

著者等紹介

松田青子[マツダアオコ]
1979年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。2013年、デビュー作『スタッキング可能』が三島由紀夫賞及び野間文芸新人賞候補に、14年にTwitter文学賞第一位となり、19年には『ワイルドフラワーの見えない一年』収録の「女が死ぬ」(英訳:ポリー・バートン)がアメリカのシャーリィ・ジャクスン賞短編部門の候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

166
実は。死んじゃった人達、そちらこちらで普通に生活してるらしい。見えてないだけで。しかも生前のしがらみから解き放たれて、時々、娑婆で困ってる人を助けてくれてるらしい。どの話も落語や歌舞伎の原典があるらしく、それは私は殆ど知らないんだけど、何かちまちました事で悩む自分がアホらしくなってきてね、元気出る。特に前妻、夫、後妻、3人とも死んで、生者と死者が共に働く会社に就職、お互いを生前とは違う眼差しで眺めてエールを送る『楽しそう』ほんとに楽しそうだった。2022/03/03

niisun

96
『スタッキング可能』が肌に合わず遠ざかっていた松田青子さんでしたが、こんな平易な文章でも作品を作るんですね。しかも、とても面白かった!『牡丹灯篭』『四谷怪談』『皿屋敷』『乳房榎』などなど、落語や歌舞伎でお馴染みの噺にインスピレーションを得て書かれた連作短編。俗世間のやるせなさを、俗世からも時間からも解放されている妖や霊たちが、皮肉ったり、笑い飛ばしたり、微笑ましく見守ったりする楽しい作品♪ 落語『天神山』をテーマにした『クズハの一生』が、仕事における男女間のあれやこれやをシニカルに描いていて好きですね。2020/10/06

紫綺

85
怪談?オカルト?会社?落語や歌舞伎、民話などの怪奇噺をモチーフに、微妙にリンクしあう愉快怪々短編集。2022/04/20

ふう

85
おもしろそうなタイトルと「海外メディア絶賛!」の帯につられて手に取りました。どんなおばちゃんたちかざっくり言うと幽霊です。おどろおどろした幽霊ではなく、ちょっとすっとぼけていて、ちょっと笑えて、ちょっとお節介。あの世とこの世の境界をこんなふうに越えられるのは、死が無ではないと思いたいみんなの願いなのかもしれません。幽霊も幽霊が見える人も働きやすい社会。いいですね。全17話。主に落語がモチーフになっています。2021/06/19

藤月はな(灯れ松明の火)

77
歌舞伎や落語、怪談をモチーフに編まれる女性として「この世」という地獄に生まれたとしても結構、楽しく、過ごせる連作短編集。「みがきをかける」で復讐を誓ったおばちゃんの顛末に安堵した。そうそう、自分しか興味がない、薄っぺら男に時間を捧げて囚われるなんて無駄でしかない!そんな事よりも自分らしく、楽しく過ごした方が大事!また、個人的にガムちゃん(絵も可愛い)と調子に乗った男どもを成敗する女性に羨ましさを感じたが、彼女の本音にハッとさせられる。また、私自身の男性不信を押し付けていたわ。反省。2024/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14135684
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品