出版社内容情報
「必ず戻る」その言葉を残し、仁が京都へ旅立ってから一年半が経過した。彼を待ち続ける澄香の心は揺らぎ続け……。
人気シリーズ新章突入!
内容説明
「必ず戻る」その言葉を残し、仁が京都へと旅立ってから一年半。彼を待ち続けた山田澄香はついに仁を探しに行くことを決意する。だが仁は京都ではなく大阪、それもなぜか大衆演劇一座の賄いを作っていた!?澄香は仁を「おりおり堂」に連れ帰ることができるのか。謎の新キャラも登場しシリーズは新章突入へ。
著者等紹介
安田依央[ヤスダイオ]
大阪府生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。2010年に『百狐狸斉放』で第二三回小説すばる新人賞を受賞し、11年に単行本『たぶらかし』として刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
56
金継ぎの蒔絵に銀色があるのは知ってたけど、時間と共に変化していくって素敵。桜子さんはほんと凛としててカッコいい。彼女の発言に背筋が伸びるようです。謎なイケメン青年と仁の弟が新たに出現して、仁のプロポーズ的な発言がもやっとなってる!いろいろ気になるので次回も楽しみです。2020/04/09
真理そら
47
やっと仁を探し当てた。なぜか大阪で大衆演劇の賄いをやっている上に仁のキャラが微妙に変化してるし、京都の料亭の娘の件はどうなったのかも具体的には分からないし…。まあ、金継ぎや大衆演劇の話が楽しかったし賄い料理も美味しそうだったからいいか。アブナイ金髪美少年がいきなり登場したり超エリート(とてもそう見えないけど)の弟も登場したりと賑やかな巻だった。2022/05/30
horihori【レビューがたまって追っつかない】
32
天才イケメン料理人・仁が京都へと旅立ち、骨董屋の手伝いをしながら仁を待つ澄香。あれから一年半。仁は、京都ではなく大阪、それもなぜか大衆演劇一座の賄いを作っていた。流れ者のトメイさんや一座の子役未来くんが気になりつつ、一座をぶった切るかのように、突如現れる記憶喪失風の金髪イケメン虎之介と、おりおり堂に戻ってくる。そして、現れる仁の弟で御曹司の孝。なんだか、2人のほんわかとしたラブストーリーから、一気にラノベに転換したような。虎之介や孝には、情緒豊かなのに、澄香には相変わらずで、どんだけツンデレキャラなんだ。2021/02/20
み
25
さくさくと♪いろいろブッ込んできました(@_@)ブラコンに記憶喪失にあの言葉。この先どう続けるんでしょ?2019/07/04
assam2005
25
完結したと思っていた単行本「出張料理・おりおり堂」の続編。京都へ旅立った仁を待ち続ける澄香、こんな感じだったかな?久しぶりすぎてキャラクターを度忘れ。再会した二人の微妙な空気。こんな関係だったかな?思い出す前に新キャラが次々登場し、かき乱す。途中、仁の爆弾発言…聞いた瞬間、ドキッとしてしまいました。サラッとお茶でも飲みましょうか、みたいであまりにも普通で…仁さんらしいけど、読んでるこちらまで「それってプロポーズよね?」と聞き返したくなりました。え?違うの?もー、はっきりしてよ。2019/06/26