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中公文庫
辰野隆 日仏の円形広場

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122067134
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

出版社内容情報

小林秀雄も太宰治もこの人に学んだ――近代西洋建築の巨人・辰野金吾を父とする東大仏文科の名物教授。「日本人にとってフランスとは何なのか」を考えるための水先案内人として、辰野隆ほどの適任者はいない。旧制高校時代にその謦咳に接し、東大仏文科に進んだ著者による敬意と親近感溢れる自由な形式による評伝。

内容説明

小林秀雄も太宰治もこの人に学んだ―近代西洋建築の巨人・辰野金吾を父とする東大仏文科の名物教授。「日本人にとってフランスとは何なのか」を考えるための水先案内人として、辰野隆ほどの適任者はいない。旧制高校時代にその謦咳に接し、東大仏文科に進んだ著者による敬意と親近感溢れる自由な形式による評伝。

目次

プロローグ 午餐会のメニュー
1 父と子
2 パリ留学
3 映画の魔力
4 弟子たち
5 大戦
6 されどフランス
エピローグ 新宿常円寺

著者等紹介

出口裕弘[デグチユウコウ]
1928(昭和3)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。フランス語講師として北海道大学、一橋大学で教鞭をとる。モーリス・ブランショ、ジョルジュ・バタイユ、E・M・シオランなどフランス現代思想を精力的に日本に紹介する。92年、一橋大学を定年退官。2006年、『妻口安吾 百歳の異端児』で、伊藤整文学賞・蓮如賞を受賞。2015(平成27)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鉄路のほとり

1
同じ東大仏文といっても、おおらかで多くの批評家や小説家を育てた辰野隆の時代と、精密な文学研究を行うようになったその後の鈴木信太郎・渡辺一夫の時代では全然違う空気があったのだということ。辰野隆の一番弟子である小林秀雄(本書によれば、口頭試問でフランス語による受け答えがまともにできなかったというが)は、その時代であればこそ昭和の大批評家として大成したのだろう。2021/07/18

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