中公文庫<br> 亡き妻と歩いた四国巡礼日記―七十六歳の結願

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中公文庫
亡き妻と歩いた四国巡礼日記―七十六歳の結願

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  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066922
  • NDC分類 186.9
  • Cコード C1195

出版社内容情報

最愛の妻をがんで喪い、いまなお癒えぬ悲しみを抱きつつ、三年をかけ区切り打ちした千四百キロの遍路道。It is the time to be practical !(現実的にいこうぜ)という友人の言葉に励まされ、病、猛暑、そして体力の衰えと戦いながら、ようやく結願した七十六歳の四国巡礼記。

内容説明

最愛の妻をがんで喪って七年。今なお癒えぬ悲しみを抱いて、妻の慰霊のために歩きはじめた四国遍路。猛暑、体力の衰え、そして病…。妻との思い出と、It is the time to be practical!(現実的にいこうぜ)という友人の言葉に励まされながら、三年がかりで結願した七十六歳の四国巡礼記。

目次

第1章 一年目―徳島県、高知県(準備を始めてみると;妻の鎮魂、慰霊の旅は;仏教とのつながり;生と死について考える;美についての連想;体調の変化と装備;情報の大切さ;巡礼中に見聞したさまざまなこと;季節の移ろい;悲しみの考察;心と身体のバランス)
第2章 二年目―愛媛県(二度目の区切り打ちへ;食と酒を考える;映画『ラサへの歩き方』;帰京、そして手術)
第3章 三年目―香川県(香川県の特徴;空海、いま一度;人生の総括)

著者等紹介

垣添忠生[カキゾエタダオ]
1941年生まれ。東京大学医学部卒業。同大学医学部泌尿器科文部教官助手をつとめながら、がんの基礎研究に携わる。75年、国立がんセンター勤務。病院手術部長、病院長、中央病院長などを経て、2002年、国立がんセンター総長、07年、同センター名誉総長となる。日本対がん協会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きょ

2
一気読み。この方の著書は好きです。奥様を亡くされてからのものが多いようですが味わい深いです。がん医療に携わってきた医師であっても、喪失の哀しみは壮絶で、けれど自らを分析して、セルフ・グリーフケアに結び付けている人格の高さとでもいうのでしょうか。といってもお酒を嗜むところに勝手に親近感を覚えたりして。四国巡礼は私には到底できそうにないけれど、近くの秩父札所巡りは、定年後にでもチャレンジしてみようかと思います。後期高齢者の四国巡礼という面からも、参考になると思いました。

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