出版社内容情報
最愛の妻をがんで喪い、いまなお癒えぬ悲しみを抱きつつ、三年をかけ区切り打ちした千四百キロの遍路道。It is the time to be practical !(現実的にいこうぜ)という友人の言葉に励まされ、病、猛暑、そして体力の衰えと戦いながら、ようやく結願した七十六歳の四国巡礼記。
内容説明
最愛の妻をがんで喪って七年。今なお癒えぬ悲しみを抱いて、妻の慰霊のために歩きはじめた四国遍路。猛暑、体力の衰え、そして病…。妻との思い出と、It is the time to be practical!(現実的にいこうぜ)という友人の言葉に励まされながら、三年がかりで結願した七十六歳の四国巡礼記。
目次
第1章 一年目―徳島県、高知県(準備を始めてみると;妻の鎮魂、慰霊の旅は;仏教とのつながり;生と死について考える;美についての連想;体調の変化と装備;情報の大切さ;巡礼中に見聞したさまざまなこと;季節の移ろい;悲しみの考察;心と身体のバランス)
第2章 二年目―愛媛県(二度目の区切り打ちへ;食と酒を考える;映画『ラサへの歩き方』;帰京、そして手術)
第3章 三年目―香川県(香川県の特徴;空海、いま一度;人生の総括)
著者等紹介
垣添忠生[カキゾエタダオ]
1941年生まれ。東京大学医学部卒業。同大学医学部泌尿器科文部教官助手をつとめながら、がんの基礎研究に携わる。75年、国立がんセンター勤務。病院手術部長、病院長、中央病院長などを経て、2002年、国立がんセンター総長、07年、同センター名誉総長となる。日本対がん協会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- この子誰の子 おしゃぶりゴン太に首ったけ