出版社内容情報
広範な海外宣教は西欧諸国の植民活動と重なり、弾圧や追放に見舞われることもあった。信仰を根付かせる使命と同時に、現地社会の発展にも努め続けた。
ウィリアム・V・バンガート[ウィリアム・V・バンガート]
著・文・その他
内容説明
「教会」対「啓蒙主義」。一七世紀後半のヨーロッパで、その精神史上最大の闘いが始まる。啓蒙思想家たちによる攻撃に晒されつつも、イエズス会は発展を続けるが、一八世紀半ばの弾圧で一時は教皇から解散を命じられた。海外宣教と近代教育に専心し、学問研究や芸術にも大きく貢献した会は、日本との関わりも深い。詳細な文献表、注、索引を付す。
目次
第5章 理性の時代との対峙(一六八七‐一七五七年)(総長たち;イタリア ほか)
第6章 追放、弾圧、復興(一七五七‐一八一四年)(総長ロレンツォ・リッチ;ポルトガル ほか)
第7章 新たな政治的・社会的環境と植民地世界への適応(一八一四‐一九一四年)(総長たち;イタリア ほか)
第8章 二〇世紀(総長;第三一回総会 ほか)
追補 最近の発展(一九八五‐二〇〇〇年)
著者等紹介
バンガート,ウィリアム・V.[バンガート,ウィリアムV.] [Bangert,William V.]
1911‐1985年。1932年イエズス会入会。1944年司祭叙階。フォーダム大学修士、ウェスト・カレッジS.T.L.。ニューヨーク・イエズス会神学院の他、米国各地でヨーロッパ史とイエズス会史を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。