中公文庫<br> レイテ戦記〈2〉

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中公文庫
レイテ戦記〈2〉

  • 大岡 昇平【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065802
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

現地の苦戦に武藤方面軍参謀長が打切りを意見具申するも、十九年十一月八日、総理大臣小磯国昭の天王山発言により、レイテ戦の続行が決定。リモン峠で戦った第一師団の歩兵は、日本の歴史自身と戦っていたのである。巻末にインタビュー「『レイテ戦記』を語る」(聞き手・古屋健三)を収録。【全四巻】〈解説〉加賀乙彦

大岡 昇平[オオオカショウヘイ]
著・文・その他

内容説明

昭和十九年十一月、レイテ島最大の激戦地となるリモン峠での死闘が始まった。現地の苦戦に武藤方面軍参謀長は打切りを意見具申するが、八日の総理大臣小磯国昭の天王山発言により、レイテ戦続行は大本営方針となる。巻末にインタビュー「『レイテ戦記』を語る」(聞き手・古屋健三)を収録。(全四巻)

目次

12 第一師団
13 リモン峠(昭和十九年十一月三日‐十日)
14 軍旗(十一月十一日‐十五日)
15 第二十六師団
16 多号作戦
17 脊梁山脈
18 死の谷(十一月十六日‐十二月七日)
19 和号作戦
20 ダムラアンの戦い(十一月二十三日‐十二月七日)

著者等紹介

大岡昇平[オオオカショウヘイ]
明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『野火』(読売文学賞)、『花影』(新潮社文学賞)、『中原中也』(野間文芸賞)、『事件』(日本推理作家協会賞)等を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和63年(1988)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ベイス

94
日米双方厳しい様相だが、すぐに兵や武器や糧食が補充されるアメリカと、援軍もなく物量不足で米落下傘の落としたコーンビーフを食す日本との差は絶望的としか言いようがない。しかし米兵も置かれた状況はひどく、国に残した妻が知らぬ間に誰かの子を産み1日1人兵士が離婚していくというのも悲惨だ。義号天号和号の諸作戦により突入した米飛行場がすでに放棄されていてもぬけの殻というのも情報戦の拙さであって目も当てられない。戦いを放棄した「遊兵」の存在も戦場の実態であり、人間の本能的な行動であって非難されるべきものではないと思う。2023/06/06

おたま

40
第二巻では、レイテ島の北部リモン峠での激戦と、西海岸ダムラアン周辺での戦いが中心に描かれる。第一巻と同様に、日米での戦闘については、詳細を極めて描かれる。どの部隊がどこにいて、どのようにして闘いが進められたのか、死傷者の数、場合によっては個人名にまで及んで、客観的に記述されていく。決して日本軍だけが苦戦したのではない。アメリカ軍もまた厳しい戦いを迫られた。それだけ日本軍も、全体としては物量において圧倒されたとはいえ、場合によっては極めて優れた戦いをした。2023/09/20

nnpusnsn1945

40
レイテ決戦の中でも、第1師団と第26師団の視点が多い。前者の玉兵団は関東地方出身者で編成されている。都市部の部隊は弱いと思われがちであるが、通称号だけあってそれなりに強さはあったといわれている。後者の泉兵団は名古屋の部隊であり、輸送船海没の事態に見舞われ、兵員をかなり消耗したようだ。米軍とて気楽なわけではない。補給も日本軍に比べればすこぶるましであるが、十分でない所も見られたようだ。また、さりげなくフィリピン人の少年を甲府連隊所属の日本兵が防諜のため射殺したと書かれている。2023/02/18

Book Lover Mr.Garakuta

16
【図書館】【速読】【既読】【再読】:現地軍本部から政治家の介入で、大本営所轄となり、さらなる激戦が続く。2023/04/22

塩崎ツトム

16
小磯首相の「レイテ島は天王山」発言の罪深さ。もし現地の状況を知っていれば物量・機動力ともに圧倒する米軍こそ羽柴軍であり、日本軍こそ明智軍であると同様に、歴史上のそういう英雄譚に自分たちを同一視させて今後の戦局を考えていたというのが致命的。最前線の兵士たちは上層部のファンタジーを他所に、豊富な敵の火力、熱帯の地獄のような気候、そして飢えと戦っていた。たぶん現在のプーチンも、大本営と同じナルシシズムの罠にはまっているのだろう。2022/10/30

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