内容説明
輝かしい戦績を挙げ、ガリア軍を率い首都を目指すユリアヌスに、コンスタンティウス帝崩御の報が届く。ついに皇帝に即位した彼は宮廷政治の改革に果敢に着手。そして、ペルシア軍討伐のため、自ら遠征に出るが…。歴史小説の金字塔、堂々完結!巻末付録・対談・北杜夫・辻邦生。
著者等紹介
辻邦生[ツジクニオ]
1925年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。63年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で第十四回毎日芸術賞、95年『西行花伝』で第三十一回谷崎潤一郎賞受賞。99年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
日の神は、いま、私の生を見棄てられた。私にそのことが、はっきりわかる――輝かしい戦績を上げ、ガリア軍を率いて首都へ戻るユリアヌスに、コンスタンティウス帝崩御の報が届く。皇帝に即位した彼は宮廷政治と宗教政策の改革に着手する。そして、ペルシア軍討伐のため自ら遠征に出るが……。歴史小説の金字塔、堂々完結!【全四巻】〈解説〉山内昌之〈巻末付録〉対談「長篇小説の主題と技法」北杜夫/辻邦生
辻 邦生[ツジクニオ]
著・文・その他