中公文庫
石原慎太郎を読んでみた 入門版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065215
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

出版社内容情報

太陽族の生みの親、政界のドン。石原慎太郎のことは誰もが知っている。だが小説家としての彼は、戦後史に彼が残したものの真価は、どれほど知られているだろうか。人気評論家二人が『太陽の季節』から『天才』までを繙き、斬りまくる! 「受けて立つ!?」石原慎太郎氏本人との鼎談も収録。※本書は、単行本版『石原慎太郎を読んでみた』から一部抜粋したうえ、新たな内容を付け加えて再構成したものです。

目 次
まえがき 栗原裕一郎
第1章 石原慎太郎の人生と、処女作「灰色の教室」(単行本版1章)
第2章 タイムスリップ・メッタ斬り! 「太陽の季節」は本当に芥川賞にふさわしかったのか?(単行本版2章)
第3章 初期短篇を読む(単行本版4章)
第4章 『嫌悪の狙撃者』ノンフィクションとノベルのあいだで(単行本版7章)
第5章 『弟』慎太郎と裕次郎(単行本版8章)
第6章 『天才』を読む(「ユリイカ」収録「石原慎太郎を読んでみた リターンズ」より一部抜粋)巻末付録 石原慎太郎本人に直撃! 政界のドンは不遇な作家?(「婦人公論」鼎談より転載)

内容説明

政治家・石原慎太郎のことは誰もが知っている。だが小説家としての彼は、そして戦後文化に彼が残した衝撃はどれほど知られているだろうか。愛ある「メッタ斬り!」で人気を博す書評家・豊崎由美と、文学から経済学まで幅広い射程を誇る評論家・栗原裕一郎が膨大な作品群を繙き、語り、その真価に迫る!石原慎太郎本人との鼎談を新たに収録。

目次

第1章 石原慎太郎の人生と、処女作「灰色の教室」
第2章 タイムスリップ・メッタ斬り!「太陽の季節」は本当に芥川賞にふさわしかったのか?
第3章 初期短篇を読む
第4章 『嫌悪の狙撃者』ノンフィクションとノベルのあいだで
第5章 『弟』慎太郎と裕次郎
第6章 二〇一六年のベストセラー『天才』を読んでみた
巻末付録 石原慎太郎に聞いてみた

著者等紹介

栗原裕一郎[クリハラユウイチロウ]
1965年生まれ。評論家。文学、音楽、経済学など多岐にわたるフィールドで活躍する。著書『“盗作”の文学史』で日本推理作家協会賞を受賞

豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年生まれ。ライター、書評家。多くの雑誌で書評連載を持つ。大森望との共著「文学賞メッタ斬り!」シリーズにおいてしばしば、芥川賞における石原慎太郎の選評を取り上げたことが話題を呼んだ。ツイッター文学賞の発起人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スナフキン

7
作家・政治家としての知名度の割にはその作品を論じられることが少ない石原慎太郎。二人の書評家が石原作品を読み、対談形式で批評していくというもの。巻末には石原慎太郎も交えた鼎談が収められている。結論から言うと、ところどころ悪文や石原節が見受けられるものの、意外に傑作が多いという。特に実在の事件をモチーフにした作品や行動描写が優れているという。辛口の二人が推している作品は思わず読みたくなる程。好き嫌いはひとまず置くとして、これほど存在感のある作家も珍しいだろう。面白かった。2019/02/12

芋煮うどん

3
実はほとんど読んだことがなかった。政治家末期の言動に辟易していたからだが、読んでみよう、と思わされる、毒舌対談集だった2020/11/22

YH

2
石原慎太郎なんてきっと読まないけど、あの豊崎さんが慎太郎を語るということに興味深々で読んでみた。あれ、ちょっと気になる作品もあるかも。今は山のような積ん読本があるから、ちょっと慎太郎には手が回らないけど、いつか読んでみてもいいかも。2019/04/26

aya0514xi

1
再読。2024/05/05

aya0514xi

1
再読。2022/08/31

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