出版社内容情報
おしゃべりの腕前、上げたくない? マンネリ化した現代の家庭、恋愛、お仕事の会話に、昭和映画の名フレーズがピリッと効く。会話ベタな人必見の特効薬。相手に恥をかかせることなく謝罪や忠告を伝える方法/ほめられたときの粋なかわし方/落ち込んだときにすっと肩の力がぬけるユーモアなど、ストレスをためずにスムーズに人間関係を築いてゆく智恵とヒントがつまった一冊です。
内容説明
小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男などの昭和映画には、人の心を丸くする、技ありフレーズがいっぱい。泥酔した人に優しく「お元気が過ぎましたのね」、財布を取り出す後輩を制して粋に「ほんの少しだから恥かかすんじゃないよ」…。仕事、恋愛、冠婚葬祭に、たった今から使いたいニクイ大人の会話帖。
目次
1 謙遜上手
2 ひと味ちがう仕事人
3 ぐっとくる恋愛
4 粋なプロレタリア、優雅なブルジョア
5 後味のいい噂の仕方
6 庶民のつぶやき
7 おしゃべりの腕前
著者等紹介
大平一枝[オオダイラカズエ]
長野県生まれ。作家、エッセイスト。女性誌、書籍を中心に、失いたくないもの・こと・価値観をテーマに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miki Shimizu
4
清風堂Twitterにやられて購入。軽く読める。ちょっと奥ゆかしい、気の利いた一言集。つかってみたいけど、教養のあるひとにでないと、通じなさそう。笑2018/03/11
ss
3
私自身も昔の邦画が好きで特に小津さんの映画は言い回しが粋で、吹き出しちゃう程秀逸な台詞も。 元の私のボキャブラリーも古いんだけどね。おつな使い方が出来るようになりたいもんだ。 2019/10/232019/10/23
ろこぽん
2
昭和映画いいよね。こんなフレーズ使ってみたいけど、ちゃんと受け止めてもらえるかしら? 「きみがレモンスカッシュみたいな娘だとすると、彼女はハイボールのダブルかな」かっこいい! 「まだいっぱいややこしいのがおります」謙譲の美! 「今日中にしてしまわんとならんことがないともありませんからな」どっちやねん(笑)2021/06/27
ヂュウウウ
2
この本おもしろい。 これぞ声に出して読みたい日本語。レトロ好き必読。 うそおっしゃいとかばっきゃろうとか不良に対してあんた愚連隊ねとか明日にでも使いたい古き良き日本語満載 。挿絵も好き。2018/06/04
ekoeko
1
大人のニクイ会話帖、とありますが、「昭和」は「昭和」でも小津安二郎監督とかの時代のお言葉なのでいまどき普通に使えないような・・・?会話というより一言フレーズみたいなのが結構あり(例えば、ビタ銭一文とか悪漢とか)会話帖じゃないような・・・?懐かしい言葉集ではありましたが。2018/06/05