内容説明
商店街の中にあるラーメン屋・来る来る亭。猪突猛進のハハ、優柔不断のチチ。そして、おねいちゃんはみんなとどこかちがう…。僕んちっていったいどうなってるんだ―!?障害があっても無くても、向き合うことで何かが変わっていく。来る来る亭の平凡で、一生懸命な日々。
著者等紹介
飯田朋子[イイダトモコ]
岐阜県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。子どもの造型教室主宰。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
長野ともこ[ナガノトモコ]
大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
25
鳥さんのお話かと思ったら「人と人」のお話でした♪ ■猪突猛進のハハ、穏やかなチチ、みんなとどこかちがうおねいちゃん、そして中学生の翔。■幼馴染や新しく出会った特別な友達、気になる女の子。多感な時期の普通な日常。■みんなと違っても 言葉がなくても、向き合って 率直に話して、時々戸惑いながらでも関係を築いて行ける。■私も、何かが一つ違ったら自発的な言葉を持たない人生だったかも、って思ってる。みんなとちょっと違って見える人も私たちも そんなに違わないんじゃないかな。■温かな未来を感じるお話でした♡(2012年)2017/01/25
take
5
長野県中学生の部課題図書。商店街にあるラーメン屋来る来る亭を営む一家のおはなし。思い込んだらつっぱしってしまう母、優柔不断の父、障害がある姉、そして中学生の翔。言いたいことを遠慮せず言い合い、とってもいい家族だなと思った。餃子鳥食べてみたい。翔の初恋の行方もほほえましい。温かい気持ちで読み終えられる1冊。2013/06/05
7petit
4
『だんご鳥』の続編。特別に考えなくていい。障害があってもなくても 一緒に向きあっていけばいいんだ。おねいちゃんとぼくの関係、お父さんとお母さん、おばあちゃんのあたたかさ、ほっとしてうれしくなる一冊。2013/05/02