中公文庫<br> ちいさな桃源郷―山の雑誌アルプ傑作選

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中公文庫
ちいさな桃源郷―山の雑誌アルプ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065017
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

一九五八年に串田孫一と仲間たちが創刊した山の文芸誌『アルプ』。伝説の雑誌に掲載された傑作エッセイをここに再録。〈編者あとがき〉池内紀

池内 紀[イケウチオサム]
著・文・その他

内容説明

串田孫一と仲間たちが一九五八年に創刊した、山の文芸誌「アルプ」。執筆陣の鋭い観察と深い省察は、いずれも強靱な思想に支えられたものだった。二十五年にわたり愛読された伝説の雑誌より、畦地梅太郎、上田哲農、尾崎喜八、辻まこと、西丸震哉、深田久弥ほか、傑作山エッセイ三十三編を精選。

目次

1章(三種の宝器(庄野英二)
赤石山麓の毛皮仲買人のことなど(椋鳩十) ほか)
2章(へらだし(宇都宮貞子)
カッパ山(西丸震哉) ほか)
3章(L’HISTOIRE DE LA NUIT(大谷一良(絵も))
水の月水の星 ほか)
4章(山村で暮らす(中村為治)
蒼い岩棚(三宅修) ほか)

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。『海山のあいだ』で講談社エッセイ賞、『恩地孝四郎』で読売文学賞、訳書『ファウスト』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

57
桃源郷とは人里離れた理想郷のことらしい。この本に綴られている桃源郷は、深い深い山奥だったり、里山だったりする。どのお話も、自然を相手にした素朴で平凡な生活を題材にしている。山の空気を吸い、川の水と触れ合い、自然に逆らわず、動植物と優しく共存し、森を敬う質素な生活。まさに桃源郷だと思った。2018/04/27

kawa

32
山行きの最低限必要物資は、完璧なシュラフサック・真鍮製の洗面器・独身蚊帳(冒頭の庄野英二「三種の宝器」より、英治氏は愛読する庄野潤三氏のお兄さん)の由。そこより何段もレベル落ちの私なのだが、最近ベランダ用に使うアウトドア蚊帳を購入して悦に入り状態。それだけで手に取って良かった一作。山をやらないので正直なところイメージ掴めない作品もあるのだが、「蒼い岩棚」(三宅治氏)のような自然に対する丁寧な眼差しは、家の周りでも可能・堪能できるように思えることが収穫だ(一万円選書「イワタ書店」店頭で購入)。2023/07/13

ちぃ

23
【一万円選書】で届いた本。山をテーマにした本は最近よく読むけれど、民俗学の観点から書かれたものや小屋番さんの話が多かった。これは、子供時代を山里で過ごした人、山歩きをしながら文筆で生計を立てている人などが綴った「エッセイ」。書かれた時代が昭和ということもあって、寄稿者の視線の先には山の暮らしがまだあたりまえに存在する。こういうの、もうなくなってしまうのかなぁ。なくしたくないなぁ。都会の人がレジャーで進出してきて彼らの築いたサステナビリティが崩れ規制が強まったのはオリンピックのための宣言の構図に似てる…2021/07/20

Pー

21
奥深い山間の小さな村落を訪ねあるく山エッセー33編。こんな里山歩きがしたいな~。はるか昔に歩いたことがある風景が数作あって忘れ去っていた懐かしい風景を思い出したりしてとっても素敵な作品でした。2018/11/13

じゃがいも

17
昭和33年(1958年)から20年ほど続いた山の雑誌に掲載されたエッセイ集。かって日本の山岳地や田舎にあって今は失われた桃源郷。山中の老夫婦と訳ありな女中が営む地図にない宿に訪れる画家は柘植さんのマンガのような「塩川鉱泉」、山間部で子供達を静かに見つめる中学校長の「峠の日記」、美しい乗鞍山麓で野菜や蜜蜂、チーズ、ヒメマスなど次々と失敗しながら時代に流され変貌する村の風習を惜しむ英米学者「山村で暮らす」など素朴で昭和の風が吹いている30数編です。 2019/07/28

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