出版社内容情報
星を愛し、星と星座に和名をつけた天体民族学者・野尻抱星。たびかさなる療養生活のなかで星を眺めることで慰めを得た、俳人・山口誓子。山口誓子の星の句と、それに導かれるようにして生まれた野尻抱影の随筆を収めた珠玉の随想句集。
内容説明
星の和名収集研究で知られる天文民俗学者・野尻抱影、戦後の俳句界を牽引した俳人・山口誓子。星を愛し、星座の動きに子どものように心躍らせる二人が、天空を眺めながら交わしあった随想と俳句を収める。ページを繰るごとに星々がこぼれ落ちるような珠玉の随想句集。
目次
俳句(一月;二月;三月;四月;五月 ほか)
随筆(一月 鯨船吉旦;一月 雪催い;一月 星戀;二月 早春;三月 春星三五 ほか)
著者等紹介
野尻抱影[ノジリホウエイ]
1885(明治18)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。わが国における天文ファンの裾野を広げだ功績は大きく、「星の抱影」と称される。冥王星の命名者としても知られ、小説家、大佛次郎の実兄でもある。1977年10月没
山口誓子[ヤマグチセイシ]
1901(明治34)年、京都府生まれ。京大三高俳句会で句作を始め、東京帝国大学在学中に高浜虚子に指導を受ける。卒業後、大阪住友合資会社に入社するが、胸部疾患のため退職。「ホトトギス」雑詠欄の新鋭として活躍し、阿波野青畝、水原秋桜子、高野素十とともに「四S」の一人に数えられた。35年「馬酔木」に同人として参加。48年主宰誌「天狼」を創刊、87年芸術院賞受賞、92年文化功労者。94年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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やすらぎ
六点
ふう
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