出版社内容情報
日本の国家戦略はいかにあるべきか――。政治的リアリストの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。 解説・中本義彦
内容説明
日本の国家戦略はいかにあるべきか―。政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。『現代と戦略』第一部に岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。
目次
1 防衛論争の座標軸
2 安全保障と国民経済―吉田ドクトリンは永遠なり
3 ソ連の脅威―軍事バランスという共同幻想
4 有事―日米運命共同体の幻想がくずれるとき
5 戦略的思考―死こそ赤への近道
6 摩擦と危機管理
永井陽之助氏への“反論”
対論 何が戦略的リアリズムか(永井陽之助;岡崎久彦)
著者等紹介
永井陽之助[ナガイヨウノスケ]
1924年(大正13)、東京に生まれる。50年、東京大学法学部政治学科卒業。東京工業大学・青山学院大学名誉教授。法学博士。67年、「日本外交における拘束と選択」で吉野作造賞、84年、『現代と戦略』で文藝春秋読者賞を受賞。84年から86年まで国際政治学会理事長を務める。2008年(平成20)、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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