内容説明
中国生まれのメイは、東京のお菓子メーカーで働く二十八歳。日本人の彼からプロポーズされ、新婚生活を送るため、赴任先の天津へ―。後を追うように、中国語教室の生徒たちがやってくる。生徒の一人から「中国人の妻の連れ子が家出をした」と連絡が入り、中国全土を探して回ることに…。日本人と中国人のカップル二組をめぐる、国際結婚小説。
著者等紹介
楊逸[ヤンイー]
1964年中国黒龍江省ハルビン生まれ。87年、留学生として来日し、お茶の水女子大学文教育学部地理学専攻を卒業。在日中国人向けの新聞社勤務などを経て、日本大学芸術学部教授。2007年、「ワンちゃん」で文學界新人賞を、08年、「時が滲む朝」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚53
3
前半は日本人の彼との関係。後半は、中国を人探しであちこち出歩く話。中国人の主人公が語るというスタイルは新鮮。主人公はカラッとしていて屈託がない。何事も行動して解決していく。逆に日本人の彼は、仕事ばかりしていてつまらない男で魅力がない。これが日中の差なのか。2018/07/22
pitch
2
日本人男性と結婚した中国人女性が、自分のことに悩んだり、友人のトラブルにお節介やいたりする話。主人公が良くも悪くも自分本位なのは、これが中国人ぽさなのかなあと。後半のグルメ紀行みたいな展開より、前半の夫とのゴタゴタの方が面白かった。阿桂さんがモテ過ぎなのが気になったけど、気軽に楽しめました。2017/02/13
akemitsu
1
中国から日本に留学し、日本人の彼氏との結婚に迷いながら、日本の会社で働く明月。彼の中国転勤にともない結婚に踏み切るが2人でいる事の孤独を知る中、知人夫婦のトラブルに巻き込まれ…といった感じのお話。彼氏があまりに保守的でちょっとイライラするけど、面白かった。中国の人たちの発想が異文化として楽しめる感じで散りばめてあり、気がついたらスケールが大きな話に。彼女の作品は2作目だけど、結構好きだなと思った。2019/05/20
桐一葉
1
てっきり結婚なんてせずに、副業で自分を見つめ直す話になるかと思いきや。相手の男尊女卑がひどくていつの話!?こんな人ほんまにいるん!?て思ってしまった、、けど結局晒け出せる人としか暮らせへんもんなぁー。どんどん色んな国のルーツを持つ人たちが増えて、違いを受け入れるという大事なことが当たり前に広がってゆく時代を作っていけたらな と。誰かを、何かを愛して大事にするという気持ちは誰にでもあることやから。2018/11/19
Ujo Eve
1
明月達の振る舞いや考えている事を読んで、何人かいる中国人の知り合い達を更に理解できるようになった。日本人と対応が異なる事もあるが、考え文化が異なるのは当たり前であって自分の文化を軸に良い悪いを判断してはいけないと思う。自分の知り合いに限って言えば、効率の良さを第一に考えた対応をする人が多いように思うが、本の登場人物達と同様愛情深い人が多いです。2017/02/03




