内容説明
潜在成長率〇%台、国際競争力ランキング二七位。日本はなぜ長期にわたる低迷から抜け出せないでいるのか。「世界の生産構造の激変」「ワーク・ライフ・バランス」をキーワードに分析し、ドイツやスウェーデンの成功例を参照しつつ、生き残りのための処方箋を提示する。
目次
第1部 IT革命による世界の生産構造の激変と日本(米国の一人勝ち;かつて一人勝ちだった日本;世界の生産構造の激変に気づかなかった日本;日本企業が日本に投資しなくなっている;日本経済の元々の低生産性体質;世界の生産構造の激変がもたらす格差社会;失われるワーク・ライフ・バランス;労働市場改革に必要な北風と南風の政策;成長のための投資をしない日本;国の改革が進まなくても企業は変革していく;明治の経済発展をもたらした人材活用―四民平等)
第2部 ドイツ、スウェーデン、そして日本の対応(ドイツの経済再生;スウェーデンの復活;働き方をめぐる日本の議論)
著者等紹介
松元崇[マツモトタカシ]
1952年東京生まれ、75年国家公務員上級試験と司法試験に合格、76年東京大学法学部卒業。同年大蔵省(現・財務省)入省、80年米スタンフォード大学MBA取得(同時に日本人として初めて優秀学生として表彰される)、82年尾道税務署長、83年証券局総務課課長補佐、86年主計局主計官補佐、91年熊本県企画開発部長、93年銀行局中小金融課金融会社室長、94年主税局総務課主税企画官、95年主計局調査課長、97年主計局主計官、2001年主計局総務課長、03年大臣官房参事官兼審議官、04年主計局次長、07年内閣府政策統括官(社会経済システム担当)、09年内閣府大臣官房長を経て、12年より内閣府事務次官に就任。14年に退官し、第一生命経済研究所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
MASPY
ダージリン
Mitz
croixnivert