中公文庫<br> 笑うハーレキン

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中公文庫
笑うハーレキン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、アイツにつきまとわれていることだった。そこへ転がり込んできた謎の女・奈々恵。川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。迫りくる危険とアイツから、逃れることができるのか?道尾秀介が贈る、たくらみとエールに満ちた傑作長篇。

著者等紹介

道尾秀介[ミチオシュウスケ]
1975年、東京都出身。2004年、『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、作家としてデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞。11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

204
道尾さんの最近の文庫です。車を持っているホームレスが主人公で、事件があると思いきやそんなにあまり事件らしいものは無く話が淡々と進みます。最後のほうでは少し展開が速くなりますが、それでも・・・。このような世界もあるのですよ、ということなのでしょうね。いろんな分野の作品を書ける感じがしました。2016/02/22

takaC

179
「テンポがいい」とか「テンポが悪い」とか言いますが何が基準なんでしょうね。そもそも「テンポ」って「速い/遅い」と捉えるものであって「良し悪し」ではないような気もしますがどうなんでしょう。「テンポ」においては「良い/悪い」と「速い/遅い」は同義ってことでしょうか。小説なら話の展開の速さが自分が読解するのにちょうど「良い」ときにそう言えばよいでしょうか。だったらこの『笑うハーレキン』は「テンポよい」小説でした。(前にも一度読んだことがある話だからかもしれないけど)2016/10/07

nobby

156
ホームレスが過ごすスクラップ置場が舞台、これは久々の黒道尾かと期待したがすっかり優しい(笑)節をまたいでの勘違いを誘ったり、何かあると思わせての伏線回収はさすが。中盤までは少なからず起こる事が淡々と描かれるが退屈ではない。そして終盤一気に動き出して温かい収束を迎えるのは気持ちよい。ハーレキン=道化師、これが涙を流すとピエロの薀蓄にはなるほど!誰もが仮面をかぶって様々な難題に対峙している、そのままにするも外すも本人次第。2016/02/25

イアン

135
★★★★★☆☆☆☆☆挫折した男の再生までの道のりを描いた道尾秀介の長編。家族も住む家も失った家具職人・東口の元に、弟子入りを志願する謎の美女が訪れる。その後、半ば拉致される形で連れられた東口を待ち受けていたのは、破格の報酬を約束する家具の修理依頼だった――。東口に憑く疫病神がユニークな本作だが、個性的なホームレス仲間と難局に立ち向かう様子は『カラスの親指』を彷彿とさせる。新聞連載でここまでの伏線を張るのは流石だが、一方で棚を前出しする理由が明かされないなど、回収漏れと思われる点が散見されたのは気になった。2025/07/23

かじ

121
久々の道尾作品。本当に様々なジャンルを描く作者にとっても、読後の爽快感とエンタメ感は『ならでは』と言える。誰しもが仮面を被って生きている。その仮面の下の自分に決別をつける人、隠して生きる人、どんな仮面かは人それぞれ。でもその自分と向き合うことで前を向いて進める。『明るいってことは、寂しいことだ。よく笑うってことは、悲しいことだ。』という文中の言葉が強く残った。2016/05/24

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