中公文庫
新版 チベットわが祖国―ダライ・ラマ自叙伝 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 497p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062122
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C1114

内容説明

農村に生まれ、四歳でチベット仏教最高位「ラマ」と認定されたダライ・ラマ十四世。革命後の中国の軍事介入により亡命を余儀なくされ、インドに中央チベット政府を樹立するまでを描いた自伝。ダライ・ラマ亡命後の最新チベット情勢を盛り込んだ新版。

目次

農夫の息子
悟りを求めて
心の平和
隣人・中国
侵略
共産中国との出会い
弾圧のもとで
インド巡礼の旅
決起
ラサの危機
脱出
亡命、海外流浪へ
現在と将来

著者等紹介

ダライ・ラマ[ダライラマ] [H.H.The Dalai Lama]
1935年、チベット東北部タクツェルに生まれる。十三世ダライ・ラマの化身として迎えられ、40年、第十四世に即位。50年、中国の東チベット侵入に際し、亜東に身を移す。翌年、チベットの平和解放に関する十七か条協定調印。ラサに帰還後の59年、チベット全土で起こった反乱、それに対する中国側の弾圧によってインドに亡命。89年、ノーベル平和賞受賞

木村肥佐生[キムラヒサオ]
1922年、長崎県佐世保市に生まれる。40年、興亜院モンゴル語研修生になる。43年、大東亜省内蒙古大使館調査課に勤務し、中国辺境、チベット方面の調査に赴いた。帰国後、駐日アメリカ大使館勤務を経て、亜細亜大学アジア研究所教授となる。1989年、中国にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ホシ

9
生誕から亡命政府樹立までを描いたダライ・ラマ14世の自叙伝。テレビ等で見る猊下はいつも微笑みを湛えていて、温厚そうなお人柄がとても印象的だ。あの微笑みは猊下が体験された凄惨な出来事の上にあるのだと思うと、目頭が熱くなる。英国の二枚舌外交や中国の狡猾な外交戦術など、翻弄の歴史そのものであるチベットを、私はあまりにも知らなかった。猊下はよく来日されるが、その時の海外スターでも来たかのような「もてはやされ方」が私は気になる。自身のためだけではなく、チベットの人々の心に寄り添いながら、猊下のお言葉を聞くべきだ。2017/04/30

kanae

3
辛すぎる現実。ここでも英国の3枚舌がかんでたと知りショック。世界中あちこちにとんでもない禍根を残してくれたな。国際社会は何してるのか。北朝鮮、ロシアよりずっと前から中共に経済制裁しないといけないところを人口と金儲けに目が眩んで情けない。日本もたくさんODAした。政府高官が知らないわけないのにね?恥ずかしい。しかも2025年現在も侵略は続いている。チベットだけじゃなくウイグルなど各地で。2025/04/06

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