内容説明
引退後ほどなく、政治の「貧困」を憂いつつ未来への希望をこめて綴ったエッセイ集「大磯随想」。その最晩年に、マッカーサーやアデナウアー、ケネディら内外の政治家を回想し、日本外交について縦横に語った「世界と日本」。保守政治のエッセンスを余すことなく語った二篇。
目次
大磯随想(政治の貧困;思い出ずるままに;海浜にて;外交と勘;偶感;大磯随想)
世界と日本(外遊編―世界の指導者たち;論策編;随想編)
著者等紹介
吉田茂[ヨシダシゲル]
1878年、東京生まれ。東京帝国大学法科を卒業後、外務省に入省。天津・奉天総領事、田中義一内閣の外務次官、駐伊・駐英大使などを歴任し、1939年に退官。太平洋戦争末期に東条内閣打倒運動に参加し、憲兵隊に拘束される。戦後、東久迩稔仁・幣原喜重郎内閣の外相を務め、46年に自由党総裁となり第一次吉田内閣を組閣、日本国憲法制定、第二次農地改革にあたる。48~54年、第二~第五次内閣を組閣。その間、サンフランシスコ講和会議に出席し、対日講和条約・日米安保条約に調印する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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