内容説明
心豊かな世のなかを目指して、西本願寺二四代(先代)門主が、様々な戦争、カルト宗教から臓器移植について、現代社会における宗教の役割を述べる。二十一世紀の日本と宗教・仏教を展望しながら、「日本人にとって宗教とは何か」「何のために生きているのか」などについて平明な言葉で語りかけ、さらに新しい課題に取り組むための提言をする。
目次
第1章 現代社会と宗教
第2章 宗教とは何か
第3章 仏教とは何か
第4章 戦争と平和、政治
第5章 現代社会の問題にどう応えるか
第6章 現代日本における宗教の役割
第7章 日本人の心のありようを考える
第8章 宗教は戦争を止められるか
著者等紹介
大谷光真[オオタニコウシン]
1945年、京都市に生まれる。東京大学文学部卒業。龍谷大学大学院修士課程修了、東京大学大学院修士課程修了。1977年、浄土真宗本願寺派第二四代門主・西本願寺住職となる。(財)全日本仏教会会長を三度にわたり務めた。現在、(財)全国教誨師連盟総裁を務める。2014年、第二四代門主を引退、宗派の「前門」・本願寺「前住」となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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