内容説明
「肉は食べるし、お酒は飲む。徹夜で原稿を書く」寂聴さんと、「働くことが大好きで、生きている限りやめない」キーンさん。ともに九十歳を迎える(当時)二人が、今日までの出来事を顧みながら、3・11東日本大震災後の日本、日本の美と文学、さらに自らの老いと死について縦横に語り合う。
目次
第1章 大震災からの日々(二人合わせて一八〇歳;帰化を決めた理由 ほか)
第2章 「日本」の良さは、こんなにも(日本に帰れる喜び;文化を生む底力 ほか)
第3章 同じ時代を生きてきた(日本人が忘れてきたもの;美しい風景を壊さないで ほか)
第4章 「老」「死」と向きあう(健康に秘訣なし;生ききって、はらりと ほか)
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ] [Keene,Donald]
1922年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年「夏の終り」で女流文学賞受賞。73年中尊寺にて得度。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。06年に文化勲章受章。徳島県立文学書道館館長、宇治市源氏物語ミュージアム名誉館長
キーン,ドナルド[キーン,ドナルド]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章。12年日本国籍取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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