内容説明
還暦を迎えたら、無理をすることが大切である。初めてのタカラヅカに圧倒され、ジュリーの還暦コンサートでロックし、深夜に娘と二人カラオケ。そんな、人生の後半戦をジタバタしていたある日、母が病気になった。介護のために母の家へ通い、二人で過ごす時間。私は母のためにある決意をする―。
目次
はじめてのタカラヅカ
団塊の星
ジュリーの居場所
鰻の肝
匂いの効用
つきあいのプロ
地元発信の芸人
夫婦共通の趣味
僕の先生
阪田寛夫の言葉〔ほか〕
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年東京都生まれ。青山学院大学経済学部中退。父は俳人のねじめ正也。阿佐谷パール商店街で「ねじめ民芸店」を営む。81年、詩集『ふ』で第三一回H氏賞を、89年、小説『高円寺純情商店街』で第一〇一回直木賞を、2008年、小説『荒地の恋』で第三回中央公論文芸賞を、09年、小説『商人』で第三回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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