内容説明
内外で活躍している日本人ピアニスト一〇人。彼らと語り合う至福のとき。同業者ならではの共感と切り込みで、互いの共通項、相違点を炙りだしていく。同じ現場を知る者だからこそ見えてくる真実がある。小山実稚恵、海老彰子、花房晴美、柳川守、練木繁夫ら登場。
目次
1(ドラえもんも好きです―岡田博美さん;日本人アイデンティティ―小川典子さん;指先談義でわかったレガートの秘密―小山実稚恵さん)
2(モーツァルトを弾くのは、魚をつかまえるようなもの―坂上博子さん;音楽に対して、絶対に自由でありたい―廻由美子さん;健全な耽美的精神―花房晴美さん)
3(魂をゆさぶられるピアニスト―柳川守さん;テクニックにしばられず、音楽を楽しむ―藤井快哉さん;人が見ていなくても咲く花もある―海老彰子さん)
対談 練木繁夫×青柳いづみこ―同級生の来し方、行く末
著者等紹介
青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」により、フランス音楽の分野で初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、著書には『翼のはえた指 評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
Hong Kong @新潮部2025
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