出版社内容情報
ある事件を機に捜査一課の刑事を辞め、妻の転勤について神戸へ来た康平は、強引に探偵事務所へ誘われる。元刑事と個性的な調査員が織りなす人情ミステリー〈文庫書き下ろし〉
内容説明
ある事件を機に警視庁捜査一課の刑事を辞め、妻の転勤について神戸へ来た嶋野康平。ハローワークへ行くはずが強引に探偵事務所へ誘われ、そのまま浮気調査の張り込みに。はじめての関西、個性的な調査員たち。はたして彼の初仕事はうまくいくのか?そして彼が刑事を辞めた真の理由とは?乱歩賞作家による神戸人情ミステリー開幕。
著者等紹介
末浦広海[スエウラヒロミ]
1964年兵庫県生まれ。88年関西学院大学経済学部卒。2008年に『訣別の森』で第五四回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
56
嶋野康平その1。今にして思えばこのシリーズで一番キャラ設定が活かされていて面白かった。2014/01/23
papako
49
楽しかった!警視庁捜査一課の刑事が退職して神戸で探偵になる。表紙のイメージと『不眠』という言葉で、もっと暗い内容を想像していたのですが、いい感じに裏切られました。出てくるキャラも楽しく、謎の結末も予想外でへぇっと思わせてくれました。たまたま手に入れた本ですが、軽く楽しめてあたりでした。2016/03/18
きさらぎ
41
このシリーズ、知らなかった!”無眠”なんて言葉も初めて知った。本当にこういう体質(3日くらい眠らなくても大丈夫っていう)があるのか!?でもこれ、張り込みにうってつけですね。できたら刑事のままこの体質を活かしてほしかったが…。探偵になったことで、事件の質が小粒になってしまって残念。でも探偵社のメンツがユニークなので次作も楽しみ。2016/11/07
ゆう
29
シリーズ1作目。とある事件をきっかけに捜査一課の刑事をやめ、探偵事務所にスカウトされた嶋野康平。タイトル・サブタイトルともに???って感じで読み進んでいったけど、あ~それでこのサブタイトルね、ってなるまでのプロローグだった。こういう体質があることを初めて知った。っていうか本当にあるのかな。でも張り込みに向いてる体質だなぁ。刑事だった頃の嶋野ももっとみたいけど、探偵事務所のメンバーも濃くて面白い。これは次が楽しみ。2016/11/24
み
18
さくさくと♪康平さんみたいなオットがいたらなぁ(≧∇≦)でも、朝からあのメニューはムリかも。ジュリーさんの件って?気になるので続編行きます。2015/03/06