中公文庫<br> 日本文学史―近代・現代篇〈6〉

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中公文庫
日本文学史―近代・現代篇〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056473
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1191

内容説明

戦後、文壇が復活。野間宏、椎名麟三、左翼文学の台頭。林芙美子ら女流文学者が活躍し、天才三島由紀夫が華々しく登場。

目次

25 戦後文学
26 女流の復活
27 三島由紀夫

著者等紹介

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド][Keene,Donald]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章

徳岡孝夫[トクオカタカオ]
1930年(昭和5)大阪生まれ。京都大学文学部英文科卒業。米シラキュース大学大学院留学。毎日新聞記者。『五衰の人―三島由紀夫私記』で第10回新潮学芸賞受賞。その翻訳活動により第34回菊池寛賞受賞

角地幸男[カクチユキオ]
1948年(昭和23)東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。ジャパンタイムズ編集局勤務を経て、現在、城西短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

19
戦後文学・女流の復活・三島由紀夫。一応の平安の中、自由に作家が表現できる現在を大切にしなくては(制約がないわけではないだろうが・・・)。亡くなられた戦後の女流作家に関しては、まだ不勉強がたたって読めていないことを思い出さされ、キーンさんと交流があった三島の記述では、やはり(三島の)作品は愛せるが、人物はわからぬものだなあ・・・と考え込む。次回配本は7月。購入しよう。2012/06/06

もだんたいむす

6
ドナルド・キーンは三島由紀夫が大好き。2017/10/15

ken

4
特筆すべきは、戦前から戦後にかけての女流作家達の台頭。その背景には女性の社会的地位の向上があるわけだが、彼女たちが告白するのは、依然として生活の中で虐げられる自分達の姿だ。その中途半端な社会進出がかえって女流作家の活躍に拍車をかけたのは、なんとも皮肉だ。女流作家の半数近くは社会主義運動に身を捧げたことから、勢いプロレタリア作家と位置づけられる者も多い。が、それを女性特有の叙情的な筆致で描くため、男性作家のそれとは印象を異にするようだ。改めて女流作家に興味を抱いた。後半の三島由紀夫の別格ぶりは言うに及ばず。2018/10/01

みんさね 

3
女流文学に関しては林芙美子くらいしか読んでない。佐多稲子少し読んだ記憶がある。こう列記されるといかに不勉強か知らされる。三島の所は迫力感じました。生き方考え方はどうあれ、作品の凄さが伝わってきます。次巻は短歌・俳句ですか。白秋、啄木、教科書思い出します。2012/06/22

綾月

0
【図書館】2020/02/21

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