中公文庫
若い読者のための世界史〈上〉―原始から現代まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056350
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

内容説明

すべて物語は「昔むかしあるところに」にはじまる。世界の歴史も「昔むかし」あった物語である。さあ、それでは歴史をいまから語ることにしよう―。若き美術史家ゴンブリッチが、やさしく語りかける、躍動する物語としての世界史。上巻・原始から騎士の時代まで。

目次

「昔、むかし」
偉大な発明者たち
ナイル川のほとり
日月火水木金土
唯一の神
だれもが読める文字
英雄たちのギリシア
けたちがいの戦争
小さな国のふたつの小さな都市
照らされた者と彼の国
大きな民族の偉大な教師
偉大なる冒険
新しい戦い
歴史の破壊者
四方世界の支配者
よろこばしい知らせ
帝政のローマ
嵐の時代
星夜のはじまり
アッラーの神と預言者ムハンマド
統治もできる征服者
キリスト教の支配者
気高く勇敢な騎士
騎士の時代の皇帝

著者等紹介

ゴンブリッチ,エルンスト・H.[ゴンブリッチ,エルンストH.][Gombrich,Ernst H.]
二〇世紀を代表する美術史家。1909年ウィーンに生まれる。ウィーン大学で学んだのち、ナチス時代にイギリスに渡り、のちロンドン大学教授、ヴァルブルク研究所所長などを務める。2001年没

中山典夫[ナカヤマノリオ]
1940年生まれ。71年東京教育大学大学院修士課程修了、77年ドイツ・フライブルク大学学位取得。専攻はギリシア・ローマ美術史、筑波大学名誉教授。主要訳書にJ・J・ヴィンケルマン『古代美術史』(中央公論美術出版、2003年度地中海学会賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
先日読んだ一度読んだら忘れない世界史の教科書から昔手に取った本を再読して見ました。これも同じような感じで書かれていてひとつの文明の流れで持ってわかりやすく書かれています。ただやはりヨーロッパ中心の物語というか歴史が中心で上巻では中世のあたりまでです。読みやすさはあります。2019/04/15

ニャンリッチ

24
再読。歴史というよりも物語のようだ。文章の美しさの壮大さに酔いしれてしまい、歴史のことはあまり頭に入ってこない(笑) アルファベットを発明したのは、三千年前、商業であちこちを回遊したフェニキア人。彼らの書く文字は、今日私たちが書くアルファベットとほとんど同じだと。ロマンだね。詳しい感想は下巻で。2018/01/03

ぱなま(さなぎ)

21
学生のとき真面目に勉強していなかったせいで、いいかげん趣味に支障を来すようになってきた、ということで、物語のようなやさしい語り口調のこちらを。世界史と銘打ってはいるものの、著者がヨーロッパ人なので視点がやや偏っている気がするのは、まあ想定内です。何よりも読みやすく、断片的な知識が頭の中で像を結ぶのが面白くて仕方がない。下巻へつづく。2017/04/17

ニャンリッチ

17
私は、この世界史物語を、あと何回読めば気が済むのだろうか。読むたびに新たな発見がある。アレクサンドロス大王(マケドニア)の大冒険然り、カールの戴冠然り、ゲルマン民族の嵐然り、壮大な物語がここにある!2018/08/28

白義

16
若くまだ歴史を学ぶ意義を知らない人に、どう歴史を語るのか、その意識がとても鋭く、それゆえに物語のようにすっと入ってくる。全ての現在には過去があり、その過去と現在は確かに繋がっている、ということを雄弁に語りかけてくる構成で、世界史の流れがわかりやすい。上巻では人類の黎明からギリシャ、ローマ時代にインドや中国を経て中世までを描いている。中でもギリシャ、ローマ時代の筆の冴えが素晴らしく、ペルシア戦争の描き方が実に壮大。また、歴史がいかに焼かれ、また伝えられたかに注意して横道に誘っていくのも見逃せないところである2019/11/05

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