中公文庫
咲庵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056084
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

咲庵とは明智光秀の号である。戦略の才知に長けつつも、風雅の心もあわせ持った光秀。繊細さのなかに潜む天下への野心は、信長を本能寺で討ち果たす―。その欲望と懊悩を描いた義秀円熟の力作。野間文芸賞、日本芸術院賞受賞作。

著者等紹介

中山義秀[ナカヤマギシュウ]
明治33年(1900)、福島に生まれる。早稲田大学卒業。在学中、横光利一を知る。大正12年津中学に赴任。15年成田中学に転じ、創作活動に入る。昭和8年強要されて教職を去る。その後、川端康成、宇野浩二らと知り合い、「行動」に作品を発表。昭和13年「文学界」に発表した『厚物咲』により第七回芥川賞受賞。15年「文学界」同人、18年海軍臨時報道班員として南方各地を巡歴。戦後は主力を歴史小説に向け、『武辺往来』等を執筆。39年『咲庵』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

逍遥遊

3
11-2-20250224 【ベストブック】やはり明智光秀ですよ。色んな切り口で出版されているため、今更感はありますが、いやいや、寧ろこちらの方が先でしょ。明智光秀ファンとしては必読の書だと思います。2025/02/24

nkwada

2
明智光秀を主人公にした歴史小説。この人はこうだったと、著者独自の見解に基づく講釈を垂れるタイプの作品で、斎藤家時代から事細かに描かれているのだが、反対に新解釈に基づく独自エピソードみたいなものは少ないかな。とはいえ、手堅い文章で、最後まですらっと読めた。2023/10/04

みどりん

0
歴史物の読書に慣れてなく、前半は難しく感じました。時間をかけゆっくりと読んでいましたが、半分以降、面白くなって一気に読みました。織田信長の事も詳しく書かれています。中山義秀の良さが感じられる一冊でした。良かったです。2015/07/11

熱東風(あちこち)

0
どうしても明智光秀といえば謀反の前後は重苦しい雰囲気が漂うが、この小説は割合あっさり描かれていて拍子抜けするほどだ。2012/04/21

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