内容説明
一九七二年に日中国交正常化を記念して、日本にはじめてやってきたパンダ、カンカンとランラン。その愛らしさに誰もが夢中になったが、舞台裏では、飼育担当者たちの試行錯誤と奮闘があった。カラー口絵ほか、写真多数収載。
目次
1 康康と蘭蘭の飼育日記
2 飼育日記の舞台裏(ニーハオパンダ;北京式飼育法;パンダの健康管理)
3 パンダ・ブーム余録
著者等紹介
中川志郎[ナカガワシロウ]
1930年、茨城県に生まれる。宇都宮農林専門学校獣医畜産科を卒業後、52年より上野動物園に勤務。ヨーロッパに研修留学して動物園学を学び、上野動物園飼育課長を務める。80年に転勤した多摩動物公園では、日本初のコアラ飼育を手がける。その後、多摩動物公園園長、上野動物園園長、茨城県自然博物館館長などを歴任。現在、動物愛護協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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