内容説明
かつて追い出された会社のトラブルに首を突っ込んだ零細業界誌の編集長・高梨。カギを握る女は忽然と姿を消し、その行方を追ううちに、会社乗っ取りの策略が浮かび上がってくる。ついには高梨の家族にも危害が及んでしまい―。幻のハードボイルドミステリー。待望の文庫化。
著者等紹介
樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年(昭和25)群馬県前橋市生まれ。88年に『ぼくと、ぼくらの夏』で第六回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞。次作『風少女』が直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
11
久しぶりの樋口作品。解説でだいぶ前の作品だったと知りましたが、あまり違和感なく楽しめました。草平さんのお話も読みたくなりました。2019/11/16
しんちゃん
8
あとがきや解説であの人(柚木)との違いをあれこれと語られ望れていたが、読者の望むのはあの人だったりで。。。おもしろかったです。つうか、どこが違うの? 洗濯好きのあの人の反対が、洗濯ものをためて家に洗濯ものを宅配するって。。。主人公の真反対の行動が、遠ざけるあの人色をある意味濃くしたりしていて。2012/01/24
まっし
6
今まで見てきた樋口作品と根底では同じようで、でも違うような。。。という感じで読んでいたが、それは主人公が中年だからなのかと中盤ぐらいから思い始めた。セリフも少し大人っぽくなっている感じもした。解説にも登場したシリーズも読んでみたいと思う。2013/04/08
sta_kishimoto
6
ハードボイルド好きなんですよね。とにかくかっこいい親父に憧れます。時代をそして家族を感じました。2011/08/11
タカシ
5
雑誌編集者の高梨はかつての会社のトラブルに巻き込まれ…。高梨の探偵キャラほ良かったです。2019/12/03
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